« 2553 日本売り | トップページ | 2555 柿エタノール »

2014年11月24日 (月)

2554 社会貢献税

消費税という名前がそもそも気に入りません。消費は美徳であり、消費は景気を刺激し、好景気は消費を加速する、という昭和の物語は終わったと思うからです。景気が良くなれば、その消費者から税金を取れば良い、というAベノミクスもまた昭和の考え方に他なりません。何故それが悪いかですが、少し考えれば分かるでしょう。21世紀に入って石油の在庫は残り半分になって、ピークを越えてしまいました。この国では人口減少が顕著になり、少子・高齢化もますます加速中です。その様な社会背景で、消費の加速などまったく現実的ではないのは明らかでしょう。

ではどう考えれば良いかですが、先ずは歳入に見合った歳出に向かって徐々に絞り込むべきでしょう。国会も議員数を減らし、お役人の数も人口減に応じ、というより歳入に合わせればそれ以上に絞るべきでしょう。その上で、エネルギーと食糧の国産化率を上げる政策に集中するべきなのです。有限の農地と殆ど無いに等しい地下資源でどうやって食糧やエネルギー産出を増やすかですが、それは簡単な話です。例えば、埼玉県と同等の耕作放棄地、広大なビルの屋上や工場の屋根、あるいは道路の法面などを利用すれば、食糧自給率を10%上げるにそれ程の困難はありません。軽量で多孔質の人工土壌であれば建物に無理な荷重は掛からないでしょう。エネルギーは電力だけではないので、熱エネルギーを太陽熱とバイオマスで賄えば、エネルギーの自給率を10%上げるに殆ど困難は生じません。全ての戸建て住宅やマンションのベランダの外側に、太陽熱温水器の設置を義務化するだけで済みます。

さてその上で「社会貢献税」の導入です。これは国庫とは全く異なった金庫に収納されます。お金には色が着いていないため、同じ金庫に入れると「悪用」されかねないからです。これは「完全」な目的税で、将来あるべき姿の社会に向かって、それに寄与する活動をバックアップする目的に限って支出されます。厳格で、ガラス張りの「委員会」によって使途や収支が管理されるもあります。金庫番は各地の地方銀行に担当させ、完全なガラス張りで歳入歳出を情報公開します。収支がプラスになれば、将来世代のための基金に積み立てれば良いでしょう。消費する行動に網を掛けられる消費税増税には多くの異を唱えますが、社会への貢献であれば、誰も抵抗できない筈なのです。社会貢献を拒否するなら、その人はたぶん「反社会的」な人というレッテルを張られることでしょう。政治家やお国が増税する消費税を目的税と言い張るのなら、金庫も明確に分けるべきでしょう。そうでなければ、増税分もやはりお国や役人によって「悪用」され、国の債務も膨らみ続けるでしょう。

|

« 2553 日本売り | トップページ | 2555 柿エタノール »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2554 社会貢献税:

« 2553 日本売り | トップページ | 2555 柿エタノール »