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2015年1月14日 (水)

2593 中小企業考

中小企業について少し考えてみます。企業と言えば、この国では中小(零細を含む)企業は、99.%以上の数を占めていますが、従業員数という目で見れば6割程度に留まっています。つまり、殆どの中小企業では、少ない人材でどうにか売り上げを出して生き残っていると言う姿が見えてきます。その多くは、製造業で言えば大企業や中堅企業の下請けに甘んじていると想像しています。要求された品質のモノを、要求された価格に抑えながら、納期を死守するために長時間残業をしながら操業しているのです。デフレ下では顧客からは常にプライスダウンの圧力を受けながら、どうにか利益を出し、従業員のサラリーのレベルを下げない様、年2回はささやかながらボーナスも出せる様に、崖っぷちの経営を続けている事でしょう。

企業から離れて久しく、定点観測者の立場で世の中を見ている投稿者としては、そのような中小企業の姿をもどかしく感じる日々となっています。中小企業は、それなりの設備と、何よりワザを持つ作業者という貴重な財産を持っていると思うからです。加えて、長年事業を続けてきたと言う社会的信用も得ている筈です。その中で、もしその企業メーカーであれば、作り出すべきは「定番製品」であるべきだと思っています。定番製品とは、「○○ならXX株式会社だね」と多くの人々や企業から評価され、市場で認知されるモノを指します。すぐに頭に浮かぶのは、今では悪いイメージが出来てしまいましたが、車のエアバッグで大きなシェアを取ったT社やタイヤバルブでやはり大きなシェアを握っている岐阜のT社、投稿者が日常お世話になっている企業としては、バイク用のヘルメットでブランドとなっているA社、手元にある文具で言えば、ステープラーの代表的な銘柄になっているM社などが挙げられます。よく言われる言葉で言えば、これらはブランド名であり、しかも「ロングテール商品=定番商品」を持っている企業だと言えます。

現在は下請けに甘んじている企業ではあっても、ぜひ手持ちの材料や設備と作業者のワザを使って、「自社製品」を作ってみるべきでしょう。先ず従業員自身がそれを使い、不断の改良を加えれば、100個くらい試作を繰り返せば、徐々に定番製品に近づいてくることでしょう。人口が減り続ける右肩下がりの社会では、中小企業が生き残る道は、そんなに多く存在する訳ではないのです。

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