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2015年1月20日 (火)

2599 ビジネスモデル

そろそろ20世紀型のビジネスモデルの見直しが必要な時期ではないかと、常々思っています。メーカーで言えば、売れ筋商品を徹底的にコストダウンしながら、大量に生産し、大量の売り捌く。また国内で売れなくなったら、海外へも展開するといったものです。またサービス業であれば、回るスシ(寿司ではありません)や丼物店や食べ放題の様な、いわゆる安価な満腹ビジネス、流通業で言えば即日配達や翌日配達といった様な「過剰なサービス」を売りにしたビジネスモデルです。

これらは確かに、人口が増加し、経済が右肩上がりの曲面では有効なビジネスモデルであったことは否定しませんが、経済が成熟し、人口減少の高齢化曲面でも有効かと問われれば、やはりそうではないと言うしかありません。何故なら、消費者が随分成熟してしまったからです。成熟した消費者は、まがい物や誰もが持っている量産の安物には見向きもしないでしょう。日用品であれは百均で済ますかも知れませんが、耐久性のある商品であれば、間違いなく「本物」を求める筈なのです。

では本物とは何でしょうか。作る立場から言えば、素性の知れたしっかりした素材を使い、こなれたデザインで、実績のある技術や設備を使って作り、品質管理もしっかりした、一言で言えばコストパフォーマンスの高い製品だと定義できるでしょう。買って使う立場から言えば、デザインがや手ざわりが良く、手に馴染み、所有し使うたびに満足感が得られる製品だと言えるでしょうか。さて自分の身の周りを見回して、そんな製品に囲まれているかと自省すれば、残念ながらそんな製品は非常の少ない事に唖然とさせられます。手が届く範囲にあるモノでは、40年ほど前に出張先のハンブルグで買って、今でも快適に使っているゾーリンゲンの爪切りと自分の手に余りにもフィットし過ぎてボロボロになっても手放せないありふれた値段のマウスくらいでしょうか。

成熟した市場では、メーカーは数十年経ってもモデルチェンジしない様な「定番商品」を育てなければならないでしょうし、サービス業は個々の顧客にフィットするコストパフォーマンスのサービスを考え出さなければならないでしょう。宅配便で言えば、商品配達なら1週間程度かかっても安い料金を求める人も居るでしょうし、書類の様に時間が勝負の2種類に分かれるでしょうし、肥満を増やす満腹ビジネスよりは、某体重計メーカーが始めた健康食ビジネスに軍配が上がるでしょう。

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