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2015年1月23日 (金)

2602 カネ津波?

最近の経済一辺倒の社会、世界を眺めていての感想です。ここでは、経済活動を、地震とそこから発生する津波に例えて考えてみます。大陸プレートが常に動いている様に、経済活動(つまりはモノとカネの動きは)も常に続いて行きます。その動きは、別々の国や地域には軋みを生み、時々はそれが大きなショックになってしまう事さえあります。それだけではなく、いわゆるカントリーリスクやある国に内在する問題(例えばバブル)が顕在化してそれが震源となる場合も多いのです。

さてこの時、地震に触発された津波(経済ショック)が発生します。ここでは仮にそれを「カネ津波」と呼んでおきましょう。この津波のスピードは、地球の自転と完全に同じとなります。というのも、カネや先物を扱う各地の市場は、自転によって生ずる時刻に従って昼間に開かれるからです。地震(経済のブレ)のニュースは瞬時に伝わりますが、それがマーケットに大きなショックをもたらすか否かは市場自身の空気が決める訳です。ここで言う市場とは、為替市場や株式市場や先物市場などなどです。

しかし、近年妙な現象が起きている様な気がしてなりません。つまり、ある国や地域の小さな経済ショックは、客観的に見ればインパクトは限定的と思われるのに、起こった波の振幅が予想外に大きくなってしまうと言う現象が多いと思われるのです。極端に言えば、池に小石を投げ込むと、その波紋が急激に増幅されやがて池の縁から多量の水が溢れ出す事態に似ています。どうやら、現代の諸システムの中には、何らかの「増幅装置」あるいは「自励装置」が内在されている様なのです。実のところ、その装置を利用して、市場に蠢くディーラーや機関投資家はボロく儲けると言う訳です。市場の相場が上向く局面でも、逆に下振れる局面でも、彼らは自分たちの「リスクをヘッジする知恵」を総動員して儲けを出し、逆に市場にはリスクを増幅して抜け出すのです。まるで大波から抜けるサーファーの様に・・・。起こされた大きな波を、カネ津波と呼ぶ所以です。

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