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2015年1月29日 (木)

2608 縮小均衡

Aベノミクスを一言で括るなら、「拡大均衡の経済策」と言えるでしょう。世の中にお金をダブつかせ、円安に誘導し、消費や投資を活性化し、物価を上げて、結果として税収も上げて借金を返すと言うものです。しかし、お役人が一度手に入れた予算をスンナリと放すなどと期待してはならないでしょう。彼らは実績ベースでしか次年度の予算を議論出来ない「体質」の人たちですから、100兆近くまで膨らんだ予算を、実際の税収である60兆円以下、つまりは2/3以下にする知恵がある筈も無く、もしあったとしても出す筈もないでしょう。何故なら自分の首を絞める事になるからです。

さて、私たちが今後知恵を絞らなければならないのは、逆の「縮小均衡策」だと思うのです。航空機は、永久に空を飛び続ける事は出来ません。搭載した燃料に限りがあるからです。宇宙船地球号も事情は全く同じででしょう。現在の社会システムが円滑に維持できるのは、結局石油やLNGなどのエネルギーインフラがあるからです。しかし、今は一時的に石油安になったとはいえ、その資源は先細りである事実は否定できません。

ましてや、人口減少局面に入ったこの国や先進国の経済も、ある適正なレベルに縮小した上で、均衡させる必要があると思うのです。それは、さながら目的地に近づいて、残りの燃料が少なくなって、やがて空港に滑らかに着陸する姿に似ています。空港近くで、高度を上げてしまうと、着陸は急角度になってしまい、最悪の場合は地面に激突(ハードランディング)してしまうからです。中途半端に強気なパイロット(国のリーダー)の話に乗っかって、拡大均衡などには走らず、燃料計を確認しながら、この国の浮力(経済力=税収力)を見極める必要が求められる時代です。

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