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2015年2月 3日 (火)

2613 格差補正予算

取って付けたような補正予算が審議されています。ラジオから流れてくる、相変わらずの、想定問答の繰り返しの国会中継には飽き飽きしてしまいます。補正予算とは、結局本予算が見かけ小さく見える様に、前年度の「ヘソクリ予算」か次年度のための「先食い予算」だと断定しました。

こんなことに無駄なお金と時間を使うくらいなら、いっそ1回くらいは「格差補正予算」でも組んでみたらいかがでしょう。同世代格差、世代間格差、資産格差、雇用条件格差、田舎都会格差などなどを集中的に審議し、それを少しでも緩和する政策に予算を付ける訳です。もちろん単に富める層から税をせしめ、富まざる層にばら撒く「ネズミ小僧税制」だけでは上手く行きません。

そうではなくて、富める層は喜んで(多くはたぶんシブシブ)余分な資産を吐き出し、それを必要とする層やインフラ修理など、必要な部分に適正に配分する仕組みが必要なのです。それは、省庁縦割りの予算分捕り合戦の今の仕組みでは上手く行かないでしょう。お役所は、既得権(前年度実績)を主張し、余分なお金が出れば目いっぱいそれを「頬張る」本能を持っているからです。

ですから、格差補正予算は、可能な限り公平な立場で、事の優先順位を割り振り、その割合に応じてメリハリをつけて配分する仕組みが必要となるでしょう。しかし、これはこの国のお役人が最も苦手とする分野でもあります。何故なら、ある省庁や地方自治体に就職したお役人は、部署は色々回されますが、基本的には天下りしてそこを出るまで、一生籠の中で過ごしてしまうので、他人の痛みをついぞ知らずに予算要求をする習性が捨てきれないのです。つまり彼らには「俯瞰」など望むべくもないのです。

それと、国や国民が重要と考える価値観によって、予算が恣意的に偏向する事もまた避けられない状況です。つまり、経済優先なら目いっぱいお金をばらまく政策に、国防に向かうのであれば防衛費に、しかし地方の創生が必要でも少しだけ予算をを付け、年金財政が苦しいのでマクロ経済スライドで(知らないうちに)実質減額し、高齢者医療財政が苦しければちゃっかり自己負担割合を増やす訳です。しかし、そんな小手先の手段では、ドンドン開くばかりの格差の悪循環を止める事は叶わないでしょう。アメとムチを使って、できればそれを使わずに善意を主体に、どうにかして各種の格差を縮める努力が不可欠な時代だと思うのです。

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