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2015年2月10日 (火)

2620 富の集中

もう少し、格差や富について考えています。富はいわば磁石の様なもので、一度引きあって集まり出すとドンドン集中する傾向にあります。それが極端になると、さながらブラックホールの様な勢いで吸い込み続けます。引力は距離の自乗に反比例して大きくなるのですが、富みも同様な本質を持っているとも言えます。もちろん富は集まったままで金庫に納まっている訳ではありません。それらの一部は再投資という形で、新たな富を吸い取るために活用されるのです。投資には本来、配当のレバレージに応じたリスクが伴う筈なのですが、どうやら奴らはしっかりしたヘッジを仕組んで、リスクをかなり軽減している様なのです。そんな仕掛けは庶民には全く無縁ですが、しかし額に汗をかく事なしに勝手に富が集中する事態には全く同意できません。

とは言いながら、自分が汗して金融機関などに預けたささやかな富は、一体何処でその様に運用されたかは、お金に色が着いていない限り、というより電子化された瞬間に、世界を駆け巡っている限りは、誰にもトレースできないでしょう。ささやかな富もかき集めれば、この国の個人資産だけで軽く1000兆円を超えてしまうのだそうで、それを投資機関が「運用」するのでしょう。ささやかな利息を集めるだけで終わっているとそんなに問題は出ないのでしょうが、お金の磁石を動かして、余っているお金を引き付ける「操作(オペレーション)」を行えば、ゾロッとついてくる様なのです。

これだけ、地上に富みが蓄積してしまうと、もはや人の手には負えない事態に至ってしまったと言うしかないのかも知れません。それを回避する手段としてはあまり多くない様な気がします。経済には素人の投稿者が考えると、例えば通貨に頼らない決済(物々交換や地域限定通貨を使うなど)しか思いつきません。モノにはストックしていても劣化はするでしょうが利息は付きません。また地域限定通貨(地域通貨)は発行元で発行高を完全に把握できますし、流通量のコントロールも容易でしょう。結局は、富の制御には、それを分断して集まらない工夫が必要だと言えそうです。

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