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2015年2月14日 (土)

2624 核とウェブの類似性

核物質とウェブ(Net)には、恐ろしいアナロジーを見てしまいます。核物質は、そこから出る放射線が多くの物質を貫通し、生体であれば遺伝子にキズを付けて強烈な変異を引き起こします。また、その分裂によって質量mをアインスタインの式(E=mc2)によって凶暴なエネルギーに変えてしまうでしょう。その実用例が核爆弾です。一方で、米ソの冷戦は、何か月もの間潜りっぱなしで行動できる潜水艦を開発しようとして軍事技術開発し、エネルギー源として穏やかな核爆発技術である原子炉が生まれました。その軍事技術の「平和転用」という触れ込みで、原潜用原子炉をサイズアップして数多くの原発が建設されました。もちろん初期の原発は、安全性において欠陥の多い構造でもあった筈です。B国の誘いに乗って、世界の中でも原発に早くから飛びついたこの国では、福一で事故を起こした古いタイプの原発が東電や関電などから導入され始めたのでした。

一方で、B国で核と同様、初期は軍事技術として開発されたWWW(World Wide Web)は、回線が解放されるや否や、瞬く間に世界中にクモの巣の様に張り巡らされて、浸透していったのでした。平和利用である限りは、核エネルギーと同様有用なシステムではあるのでしょうが、今やウェブは武器としてもますます牙を剥きだしてきても居るのです。いわゆるサイバーテロなどのネット空間における攻撃や破壊行為です。もし彼らが。画期的なサイバーウィポンの開発に成功した暁には、核爆弾同様ほぼ一瞬にしてウェブ空間やそこに作られたインフラを破壊する可能性も否定は出来ないでしょう。

怖いのは、エネルギー利用における核にしても、社会インフラとしてのウェブにしても「過度な依存」でしょう。それ無しには、夜も日も明けない社会システムは、非常に危険で脆弱なものに陥ると警告するしかありません。例えば、原発がたった1発のミサイルを炉心に受けるだけで悲劇的な被害を受ける可能性があるのと同様、ウエブに依存し過ぎた社会システムも、同じ意味での脆弱性を抱えているからです。

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