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2015年2月21日 (土)

2631 エネルギーミックス

世事(政治?)を愚痴るのも疲れるので、久しぶりに「環境ブログ」らしい表題とします。今お国でも、エネルギーのベストミックスについて盛んに議論していますが、この国に過去に作ってしまった50基ほどの原発は、安全審査を行った上で、ベースロードとして活用する事が議論の前提となっている様です。ベストミックスの議論を始める前に原発ありきとの前提を置くと言う、訳の分からない話ではありますが・・・。

さて、以前にも何度か書きましたが、原子力エネルギー以外のエネルギーはほぼ全てが太陽エネルギーが起源です。少しの例外として、地熱や潮汐エネルギーもあるにはありますが、量的には少な過ぎるのでここでは横に横に置いておきます。バイオマスも風力も水力も全て太陽エネルギーによって直接あるいは2次的に生み出されました。石油や天然ガスでさえ、太古の昔の太陽エネルギーが固定され、地下に埋没したものです。そういう意味では、エネルギーのベストミックスを考えるに当たっては、結局は「何時の太陽エネルギー」を利用するのか、という議論に還元できるでしょう。もちろん、人間がその害悪を消す事が不可能な原子力は、そこから出る核廃棄物の処理に関する技術的、政治的に解決策が無い限り、最初から除外するしかありません。量は限られるとはいえ、強い潮流や、豊富な地熱が活用できる地域では、それも有難く利用する事になるでしょう。

さて、ベストミックスです。これまで、安価に供給されてきた、いわゆる化石燃料は、使えば目減りする太古の遺産であり、しかもその燃焼によって大気中の二酸化炭素濃度が急激に増加している現状では、可能な限り減らしていかなければなりません。引き算で考えると、私たち世代や子孫が安定的に利用できる残されたエネルギーは、精々数世代以内で継承できる範囲の太陽起源のエネルギーだという事になります。一番長いレンジのエネルギー源は、木材から得られるバイオマスでしょう。山に木を植え、然るべき時期に伐採するサイクルさえ守れば、十分に持続可能です。植物の種類によっては、数年あるいは1年で大きく成長する植物もありますから、組み合わせによっては多様性が広がります。

水力は、冬に降った雪や数日前に降った雨を利用する、1年未満の太陽エネルギーと言えます。風力や太陽光は、変動の幅が非常に大きい欠点はありますが、いま現在その場所で利用できる太陽エネルギーだと言えます。このテーマは長くなりそうなので、続きものにします。

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