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2015年2月25日 (水)

2635 カオス(混迷)

世界や国内の社会の混迷がますます深まっている様です。カオスで思い浮かべるイメージがあります。それは、水の上に数種類の油絵具を浮かべ、静かにかき混ぜた時の状況です。各色は太く、細く複雑に入り組んで混じりあいながら、しかし完全に別の色に変る事はありません。その様子は、例えば今ホットなテロ集団が、中東のある地域に広がっいる様子を彷彿とさせますし、そうでなくともある国の中で、最初は分かれて暮らしていたいくつかの民族や宗教集団が、やがて混じりあいながら、しかしココロの底ではある種の違和感を持ちながら暮らしている様にも似ています。

もし、水彩絵の具の様に、水の中で完全に混じりあってしまえばカオスなど問題にはならない筈です。それは、さながらモザイク画の様に、溶けあわずしかしある種の統一を保ちながら暮らす事を意味します。最近、ある女流作家が発言しマスコミを賑わした様な「人種モザイク論」に通ずるものもあります。大きな国は、その中に多くの民族や言語を抱え込んでいますので、上手くコントロールができないと、その中に紛争を抱え込む事にもなり兼ねません。しかし、モザイクのまま大きな国家を維持しようとすれば、CナダやSペインの様な地域独立問題、あるいは直接的には中東のいくつかの国家の様に、国内に民族(部族)闘争を抱え込む事になってしまうでしょう。

絵の具が混じり合わないままに、いたずらにかき混ぜる(国際交流を進める)事によって、カオスは深まるでしょう。一方、市民レベルの草の根交流を続けた後に、少しずつ交わって行けばカオスは回避できる筈です。結局問題はそのスピードにあると思うのです。船や飛行機で短時間で人が移動するのではなく、長い時間を掛けてジワジワと交わるのであれば、物事は平和裏に進むのでしょうが、現代の様に怒涛の様な国際化は必ずトラブルを引き連れてくるでしょう。世界をかき混ぜて、そこから莫大な利益を得ようとする輩が存在するのは間違いないでしょう。武器を商う国や企業がその例です。私たちは、「変化率」にもっと敏感になるべきなのです。熱力学の用語に「準静的変化」というものがありますが、知らない間にジワジワ進む変化に私たちは鈍感なのです。

明日から旅行のため数日休稿です。

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