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2015年4月 4日 (土)

2671 何を作るか4

また、例えば食ですが、現在の様に4割も残飯として捨てるほど有り余るほど量を確保し、あるいは季節外れの果物や野菜、海外から多量に輸入される食肉は諦め、私たちのご先祖が実行していた様な質素な食生活に戻る必要があるでしょう。彼らは、玄米と魚と豆や野菜を中心とした食生活でも十分健康的に暮らしていた筈です。昔平均寿命が短かったのは、時として流行する感染症や大飢饉によって、天寿を全うできなかったからに他なりません。小柄で、働き者のご先祖は、年老いるまで黙々と働き、寿命が尽きると数日寝込んだだけでパタリと亡くなったのでしょう。

食糧が大量の輸入されている結果、価格競争力の無い国内の田畑は、休耕田や耕作放棄地とせざるを得ないのですが、私たちは持続可能ではない(つまりは現在の価格や輸入量確保が将来に亘って確実なものではない)輸入作物を諦め、再び国内の農地でコメに加え多様な作物を増やしていく選択肢を採るべきだと思うのです。

市場で売れるもの(商品作物)を作り続ける限りにおいては、輸入農産物との競合は避けられません。その土俵で勝負することは結局は価格勝負になる訳です。手間は掛かるのでしょうが、地域で必要とされるものを必要とされるだけ作るという作戦に打って出るしかありません。東北の様に人口の割に農地が広い地域は、供給能力に余剰がありますから、それを市場の求めに応じて「売ってやる」のは致し方ありませんが、あくまでも売り手市場での対応が必要でしょう。今は海外から安く入っている食糧ですが、穀物や生鮮野菜や加工食品などは、やがて彼の国々でも水不足や生活レベルが上がってきますので、潤沢には売ってくれなくなるでしょう。何より、海外産は安全ではありません。育成する際の農薬はもちろん、ポストハーベストと称して、収穫後にも防腐剤や防カビ剤などをたっぷり振り掛けていますから、それを日常的に口にする私たちの体内には、それらの有害な化学物質が非常に高い濃度で蓄積していると言われています。

と言う訳で、生産者の側で努力して無理に食糧自給率を上げる必要はないでしょう。海外からの輸入が細り、自動的に市場が国内農産品を必要とする時代が近づいているとみています。赤字を垂れ流して安い値段でN協さんを通して出荷するのではなく、農地を荒地にしない程度にボチボチと農業を続け、来たるべき市場からのニーズをじっくり待つのも一つの作戦でしょう。やや無責任ですが・・・。

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