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2015年4月13日 (月)

2680 Aベノミクスの出口2

2679の続きです。しかし、これからはそうもいかないでしょう。何より今必要な事は、経済政策ではなく、国としての「将来ビジョン」とそれに向けての「具体政策」だからです。この時代になっても経済や景気の善し悪しだけに拘泥している政治は、既に多くの国民からはソッポを向かれているますし、心ある国々(のリーダー)からは、冷ややかな視線を注がれている事に、早く気付くべきなのです。過日の共同会見において、Dイツ首相が、この国のリーダーに注いだ冷ややかで、しかも憐れむような視線を忘れる事が出来ません。

さてAベノミクスに出口はあるかですが、このまま進めばますます混迷の度を深めるだけだと危惧しています。迷路を抜け出すには大きく二つの方法があります。一つ目は、片方の壁に手を触れたまま、絶対に離さないで進む方法です。この方法だと歩かなければならない距離は長くはなりますが、迷う心配は全くありません。たとえ袋小路のどん詰まりに入り込んでも、結局は元来た道を戻る事にはなりますが、必ずクリア可能なのです。これを現実の政治や経済に当て嵌めるとどうなるのでしょうか。それは、泥臭くても達成可能な目標を立て、長期的視野でコツコツと努力を積み重ねていく姿勢になるでしょう。決して、1年や2年で成果の見える「スタンドプレー」に走ってはならないのです。

もう一つの方法は、一度入った道順を憶えておいて、元来た道を引き返すと言うものです。迷路はクリア出来なくとも、外の出る事は出来るでしょう。政治や経済は遊びではないので、訳の分からない成長戦略の迷路に入り込むよりは、政治・経済に希望が持てた時代にジリジリと後ずさりするのも一つの方法ではあります。製造業で言えば、大きくは儲けなくとも、赤字を出さずに、市場が求めるものを愚直に、絶え間ない改善努力を傾けながら、ロングテールの定番商品に育て上げる事がこれに当たるでしょう。政治で言えば、大言壮語を吐かず、しかし長期的な視点を失わず、ジリジリ、コツコツを歩を進める政治で、国民の信頼を取り戻す事でしょう。それを避けて進む限り、混迷の迷路は抜ける事が叶わないどころか、国や国民が迷路の闇の中で途方に暮れる事態を招きかねないのです。

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