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2015年5月 8日 (金)

2693 400ppm時代

Ghg


報道によれば、過去1年間の平均Co2濃度がついに400ppmを超えたとか。割と最近の数字としては380ppmとかが頭にあったのですが、短期間にあっさりと大台に乗ってしまった様です。気象庁のデータを見ると、CO2濃度のカーブはほぼ右肩上がりの直線となって上昇していて、一向にスピードが減速する気配もありません。考えてみなければならないのは、温暖化効果ガス(GHG)はCO2だけではないと言う事実です。悪玉と名指しされているのは、二酸化炭素 (CO2)の他、メタン (CH4)、亜酸化窒素(N2O、=一酸化二窒素)、ハイドロフルオロカーボン類 (HFCs)、パーフルオロカーボン類 (PFCs)、六フッ化硫黄 (SF6) 6種類があるのです。この中で、人為的な原因以外で自然界から多量に排出されるGHGとしてメタンに注目する必要があります。

人間の活動に関係するメタンの排出源としては、家畜のゲップに含まれるメタンがありますが、実は多くは湿地帯の沼地から、有機物の分解に伴ってボコボコと排出されるものなのです。そのことは、グラフのカーブが夏と冬で値が大きく上下している事実でも確認できます。北半球の夏はCO2の濃度が下がり、メタンは上昇するのです。特に、シベリアの広大な凍土地帯が、夏場は気温上昇に伴って湿地と化すことが大問題で、そこから発生するメタンで温暖化がさらに加速すると言う「悪循環」が起こるからです。悪い事に、メタンの温暖化係数は、CO2を1とした場合、その21倍も強力であるため、大気中の絶対濃度としてはCO2に比べて小さくても、結果としてその温暖化の加速に寄与率は非常に高くなるのです。下図で分かる様に、大気中のメタン濃度もやはりCO2同様、一本調子の右肩上がりになっています。いよいよ危機的ゾーンに突入しつつあります。

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