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2015年5月14日 (木)

2699 インターロッキングレンガ

ネパールの地震被害を見ての一つのアイデアです。石やレンガは、圧縮荷重には強いが、曲げや引張には弱い材料で、脆くもあります。しかし、この国の城郭の石積みには、絶妙な工夫がされている事は余り知られていない様な気がします。この国の城の石垣のコーナーには、必ず正確に切られた石が整然と積まれている事に気が付く筈です。しかし、更に詳細に観察すると、上下になった石と石の間には数ミリの隙間があって浮いている様に見えるのです。実はそれぞれの石の上下には穴が明けられており、そこに中央に鍔のある鉄のピンが嵌め込まれていて、地震が来ても石が水平にはずれない様にロックされているのです。

大きな被害をもたらす地震動の主成分は横揺れであり、石やレンガに穴を設けておいて、インターロッキングピンの挿入によって、積み木崩しの様に崩壊する事が防げるでしょう。ロッキングピンを乗り越えさせる様な激しい縦成分を含む揺れに対しては、石積みやレンガ積みを上下に抑え込む様なベルトが有効でしょう。その結果、グラグラと揺れる地震動によって、石積みやレンガの間の漆喰は割れてしまいますが、水平にずれる事はないので、崩落は防げるでしょう。鉄筋コンクリリートよりはもちろん強度は低くなりますが、施工は現状のレンガ積み並みに容易で安価ですので、途上国でも十分に採用可能でしょう。

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