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2015年5月22日 (金)

2705 やれば出来るのに

Mツダの小型スポーツカーがモデルチェンジし、売り上げも好調の様です。もちろん買う気も、お金もないので無縁ですが、注目すべきはモデルチェンジの中身です。外観は確かに先代のイメージを残しつつ、それなりに面構えは変えました。しかし、全長をやや短くしたとはいえ、材料を変えないで100キロを超える大幅な軽量化に成功した事実は余り注目されてはいないでしょう。これは、エンジンその他を何も変えなくとも、さながら馬力がアップしたと同じ効果が感じられる数字です。加速も、コーナリング性能も、燃費性能ももちろんアップします。

車体の新たな素材にアルミやカーボンを殆ど使わないで、設計の見直しのみより、約10%の軽量化を行う努力には敬意を表しますが、ならば同じ努力を他の車種にも適用しても良いとも思うのです。軽量化は、エンジンその他の下回りの性能がそのままでも、間違いなく燃費が向上します。加速時の燃費性能は、車重の増減に比例して悪化(又は改善)しますから、10%の軽量化は、そのまま10%程度の燃費向上につながる筈なのです。最良の目方が軽くなった結果、価格も下がったならさらに結構な話でしょう。

軽量化は、結構大変な努力を要する設計作業ですが、細かい強度の見直しにより、大幅に下げる可能性もある筈です。例えば、車体を構成する鉄板の厚みです。例えばその厚みを10%薄くしても、ビードの成形や、立体的な形状の工夫で、強度を殆ど落とさないで済む事を、新型R-ドスターの設計者たちが示してくれたと言えるでしょう。これからの時代、軽さは価値だと断言できます。製造時の資源の節約、使用時の省エネ、使用後廃棄物となった時の環境負荷、どれをとっても正しい方向だからです。この国の技術者は、デザインや価格で、他国と競り合う必要などないと思定めるのが良いでしょう。徹底的に軽量化に取り組めば良いのです。繰り返しますが、今後の時代、軽さは最高の価値なのです。

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