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2015年5月26日 (火)

2709 公共3

「公共」の概念で考え込んでいたが、昨日の「オイコノミア」に少しヒントが。今回取り上げられていたのは、「誰が子育てをするのか」でしたが、その中に「ソーシャルキャピタル=社会関係資本」というKWが出てきました。つまり、子育てがしにくくなっているこの国では、GDPの数字はどうあれ、ソーシャルキャピタルは、昔に比べてドンドン目減りしていると言う事を意味していると言えそうなのです。都内の自治体では、地域の子育てを終えた主婦やリタイアしたシニアが、放課後の学童保育を引き受けている結果、出生率が高いのだとか。

つまりここでは、他の自治体に比べてソーシャルキャピタル(この場合は実際の子育て予算ではなく、住民同士の助け合いという財産)が高く、子育て中の若い世代が住み易いと言う事を意味します。もちろん、より本質的なソーシャルキャピタルには、例えば元気の活動するのが困難なお年寄りや、ハンディキャップを持つ人、あるいはなかなか家族が持てないワーキングプアの独身者などななどへの救いの手も含まれなければなりません。適当な言葉が見つかりませんが、ソーシャルキャピタルとは、ある種のお節介と呼んでも良いのかも知れません。

ここでの結論は、このソーシャルキャピタルは、一体誰のために準備されるかと聞かれれば、それは「公共のためである」という結論になります。公共とは、必ずしも市民が支払った税金で、行政だけが行うものではない事は明白です。それどころか、市民が自ら行う「利他行動=お節介」そのものがソーシャルキャピタルの本質であり、その対象こそが「公共」である、まとめになってしまいました。公共放送から少し脱線しましたが、彼らには国民が払った税金をバックにした為政者の圧力には負けない、利他的でお節介な放送を期待したいものです。

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