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2015年5月27日 (水)

2710 温暖化効果物質

温暖化効果ガス(GHG)は、ニュースでも日常的に目にし、耳にする温暖化の主な原因物質です。二酸化炭素を代表に、メタンや亜酸化窒素などなどですが、ここでは最近の5月に真夏日が頻発する様な、急激な気温上昇傾向ついて考えてみます。投稿者が疑っているのは実は「温暖化効果物質」です。具体的には、その発生源が自然現象が起源の黄砂や、海塩から発生するエアロゾルなどですが、これらはこれまでも観測されてきたいわゆる経常的な自然現象ですので、除外しても良さそうです。

問題は、人間の活動が起源となる粒子状物質やエアロゾルだと見ています。いわゆるPM2.5などもこれに含まれます。例えば石炭の燃焼においては、煙の中には非常に細かい粉じんも含まれます。いわゆる煤塵です。しかしながら、その粒子は比較的大きく、重いので隣のC国当りから海を越えて飛来する量は限定的でしょう。しかし、問題となるのはもっと細かい粒子やエアロゾルです。たとえば工場や車の排気ガスに含まれるガス状の物質が、大気中の水分や他の粒子と結びついて、新たな浮遊状物質を作るケースが考えられます。例えば、燃料の中に含まれる硫黄がSOxを作り、燃焼ガスにはNOxが含まれるでしょう。それらが、大気中の水分とともに、硫酸ミストや硝酸ミストを形成しましす。これらは長く空中を浮遊しますし、春先の強い日射で高高度まで上昇し、さらにジェット気流に乗って海も渡るのです。

春先には強い上昇気流とジェット気流で、ゴビ砂漠や黄土高原あたりから黄砂の贈り物がありますが、もっと細かい粒子は通年にわたって海を越えてきている筈なのです。これらの細かい粒子は、体内に入れば喘息やアレルギー症状も引き起こす事でしょう。いっぽう、これらの細かい粒子は光を散乱させるため、通常であれば太陽光の多くは地上に到達し、多くは赤外線となって反射される筈なのですが、それらの粒子に太陽熱が取り込まれて、大気中の熱量を増やす働きが生まれる筈なのです。つまり、春先は日中に強い日射があっても、夜間の放射冷却で速やかに地表温度が下がり、翌日の気温を抑えるのですが、近年は熱が大気中に蓄えられたまま朝にあり、その日の最高気温をブーストしていると考えられるのです。温暖化効果ガスと温暖化効果物質は、お互いに影響し合って、温暖化傾向を加速する「負のスパイラル」を形成していると見ています。

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