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2015年5月30日 (土)

2713 マネーマイニング?

フットボール連盟の不祥事がマスコミを賑わしています。派手な商業主義の代表であるスポーツですから、不祥事も派手に踊るのも当然かも知れません。しかし、考えてみれば一般人にとっては、裏で天文学的な額のお金が動いたのですから、誰かが何らかの手段でそれを感知(センシング)する方法はあった筈です。何しろ、現ナマであればかなり嵩張るし、人目にもつき易いので動かせる額には限度がありますが、銀行口座ならゼロの数を数個増やすだけですから容易に多額の現金を動かせます。

現状は、銀行取引を何度か繰り替えす事により、お金の色が薄くなり、最初は誰から出て、最後は誰に渡ったかは、容易にはトレースできない様にしているのでしょうが、しかし今はビッグデータの時代ですから、方法によっては可能になっている筈なのです。それは当然と言えば当然で、お金の動きは、結局は銀行口座間を移動させるしかないのですから、その取引チェーン(連鎖)を明らかにすれば、お金の移動も時系列で明らかに出来るでしょう。これは、さながら鉱脈を掘り進める様な感じですので、ここでは仮に「マネーマイニング」と呼んでおきましょう。マネーロンダリングの対句というわけです。

今回の様に、国をまたがる悪事でも、各国の国家権力がそれぞれの銀行にデータの開示を迫れば、マネーマイニングも可能となるでしょう。同様な手法は、例えば不法な武器輸出やテロの活動資金でも使える理窟ですが、武器産業のロビー活動は非常に強力だと想像できますし、一面では一国の武力の情報も握っている産業でもあり、各国政府としてもなかなか白日の下には晒せない事情も抱えているのでしょう。この様な問題は、結局は何処まで行っても、「プライバシー」と「正義」の戦いの問題であり続けると考えられますが、時々は金脈に「発破」を掛けて、悪事に関わった輩を晒し者にし、もって抑止力としていくしかなさそうです。

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