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2015年7月 2日 (木)

2745 20世紀型モデルの終焉

Gリシャの経済破綻を踏まえて、この国の借金まみれの状況を考えてみます。彼の国が破綻し、この国が破綻を回避出来ているのは、単に債権者が他国であるか、あるいは自国民や国内機関(や企業)であるかの違いだけでしょう。何しろ、私たち国民一人当たりに割り算した借金が、少し前は700万円ほどだったと記憶していますが、今は800万円をかなり超えている様ですので、年々歳々額が積み上がっているのです。Gリシャと比べても一桁多いのです。

さて、20世紀型の(社会)モデルは、結局は「経済成長」を前提にしたものである事は疑いがないでしょう。経済学は門外漢ではありますが、これまで積み上がてきた赤字国債(借金)は、一応は「景気刺激策」や「福祉充実」などを掲げていた筈で、生まれた借金は、経済成長の結果増えるであろう税収増加分を「当て込んだ」政策だったと言えるでしょう。もちろん、時の政権が、綿密な経済政策を立てて、借金を重ねてきた訳ではありません。それは、来たるべき選挙で与党がより高い得票率を得るための「撒き餌」であったと言えるでしょう。積み上げた借金が、ドンドン増えるのは、流石に椅子に座るリーダー達の座り心地を悪くしますので、仕方なく時々予算枠(シーリング)を設定して、その年度の歳出増加率を抑え込んだりはするのですが、年度終わりに補正予算を組むなど裏ワザで誤魔化して、借金を右肩上がりで増やし続けたのでした。

この様な、20世紀型の「経済・政治リンク」モデルは、終わりにしなければなりません。何故なら、それは間違いなく「持続可能ではない」からです。持続可能ではない限り、結局は次世代に責任を転嫁するしかないのです。負の遺産です。それでも借金が順調に減る見込みが立っていれば、二世代ローンの様に世代間分担も可能でしょうが、債権額が増え続けている現状は、明らかに「悪性」であると言うしかありません。修正が効かないのは、現在の社会モデルが、最早この国が置かれた状況にマッチしなくなっている事の証左でしょう。私たちは、モデルの集成に着手しなければならないのでしょう。リモデリングの具体策に関しては、追って書いていく事にします。

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