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2015年7月10日 (金)

2752 税金の使い方

本当に困った事になった国立競技場に限った話ではないのですが、税金の使い方が全く気に入りません。それというのも、「枠取り・単年度消化方式」という国費の使い方がなっていません。予算の枠を確保するため、各省庁は何でもかんでも予算書に詰め込みます。どうせ、予算の甘辛はかなりの程度判明していますら、それなりにカットされるでしょうし、その内の一部は大臣折衝で復活するのですから、そのストーリーも予め織り込んでおけば、次年度も自省庁の枠はしっかり確保できる訳です。

さてそれを使う段です。新年度になると実際に省庁に予算が配られますが、それを予算執行に落とすまでには、またひとしきりのお役所仕事がありますから、実際に予算が使われるまでには、数か月必要でしょう。10か月足らずの期間の中で、決まった額の予算を「消化」するために、予算を出す側も、受ける側も大急ぎでモノを買い、工事を行う事を余儀なくされる訳です。調達期間が長いモノや工事を伴う案件は、仕方がないので、フライングをするか、あるいは領収書や必要書類を、当該年度に入る様に画策するしかない訳です。

この税金消費のプラクティス(年度内清算主義)がある限り、この国に税金の無駄使いは無くならないでしょう。予算の消化は、年度内の変動要因で狂いがちですし、幸い順調に事業が進んで予算が余った場合でもそれを返す仕組みはあるにはあるのでしょうが、次年度の予算が削られる事をおそれる省庁は、無理やり「消化」してしまうのです。

予算消化には絶対に第三者の番人が必要でしょう。会計監査は行われますが、全て事後の話です。実際に予算を執行している段階で、それが適正に行われているかを監視する仕組みが必須です。オンブズマンなどというボランティア活動もありますが、それを法律上で義務付けるべきでしょう。これを「法定オンブズマン」と仮に呼んでおきましょう。会計に明るい人と、その事業内容に明るい人、技術的に詳しい人、市民活動が得意な人が、グループを組めば、予算が上手く使われているかはすぐ見通せるはずです。法定オンブズマンをパートタイム制にすれば、費用もそんなには掛からないでしょう。国立競技場の様な、巨大プロジェクトには、計画段階からオンブズマンを加えるべきでしょう。そうすれば、デザインコンペでの一部設計者の暴走を防げたはずなのです。今夜から旅行で2日ほど休稿です。

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