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2015年7月13日 (月)

2753 補助金頼み

投稿再開です。この国が、今後の国際社会で、どうふるまって、何で食っていくのかを考える時、持続型社会の形成に貢献する様な新たな産業を展開する事が不可欠でしょう。そんな中で、企業の姿勢を眺めていると、かなり大きな規模の企業でも、リスクを取る事を嫌って、補助金付きのプロジェクトを取りたがります。補助金付き事業は、確かにお金の管理は厳しいのでしょうが、見積書と領収書さえしっかり残して置けば、基本的には大きなリスクはありません。もし、開発要素が高い案件であるなら、それは「研究助成」という別枠の補助金もあるので、失敗しても技術的何度が高かったという、それらしい報告書を提出すれば叱られる事もありません。

しかし、他に先駆ける「新規性」と「進歩性」に加えて、リスクを取る覚悟が無ければ、ビジネスを立ち上げる事は出来ないでしょう。というのも、補助金の助成率が半分でも、1/3でもリスクはその分小さく出来るので、プロジェクト管理がつい甘くなりがちになるのです。その分、コストの見極めやひいてはビジネスで重要な利益率も確保しづらくなりますので、実際に市場に打って出ても失敗する可能性が高まるでしょう。

リスクを低くする方法はいくつかあるのでしょうが、規模を小さくするのも一方法です。つまり、ビジネスユニットのサイズを小さく抑えてスタートする方法です。プラントサイズを大きく構える場合、投資額も大きくなるでしょうし、失敗した時の損失もその分大きくなります。そうでなくて、ビジネスとして成立する最小サイズを見極めてそこから始めるのです。もしビジネスが軌道に乗る様であれば、その最小ユニットの数を増やせば良いのです。確かに、プラントの効率の面では、プラントサイズが大きい方が有利ですが、効率最適サイズのプラントを「部分負荷」で動かす時のロスは、想像以上に大きくなるのです。効率90%のプラントを半分の稼働率で動かすのと、効率70%の小型プラントをフルで動かすのでは、単位製品当たりの効率という点では、明らかに後者が有利なのです。この他にもリスクを下げる方法は考えられるでしょうし、企業は適正にリスクも取って、新たな市場に打って出る勇気が求められる時代だと言えるでしょう。

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