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2015年7月15日 (水)

2755 ゼロサム社会

人口が頭打ちになり、実質の経済成長が止まった、あるいはやや下降を始めた社会において、どこかの企業が成長を続けると言う事は、他の企業の売り上げが落ちるという事を意味します。つまり、社会全体でみるとGDPの合計は変らない状態を指すのです。それを「ゼロサムゲーム」とも呼びます。プラスマイナスゼロの社会です。

さて、お隣のC国ですが、種々の指標によるとこの国もそろそろ経済成長が止まりかけている国の一つになりかけている様なのです。一人っ子政策の結果、2000年を超える頃から、明らかに人口増加にブレーキが掛かってきました。増加率でみるとマイナスの数字が出ているという事になります。しかも、同時に高齢化も進んできました。子供一人に、年老いた親が2人の重さが覆いかぶさってくる社会は、やはり活力レベルの低い社会と呼ぶしかありません。住宅産業や教育産業を始め、あらゆる産業も人口増加率の減速以上のスピードで減速を余儀なくされるでしょう。国連の予測でも、C国の人口は、結局14.5億程度でピークアウトを迎えるとされているのです。

C国政府が躍起になって裏で手を回して、株を買い支え、通貨を買い支えようが、その経済減速は止めようがないでしょう。C国は、全ての国民が経済成長の恩恵に浴する前に、既に経済の成熟期に入ってしまったという事なのでしょう。沿岸部に住む人たちは、金持ちになり海外旅行を楽しみ、爆買いを楽しんでいますが、内陸部の人たちは都市戸籍を得られないまま、出稼ぎで僅かばかりの経済の恩恵をすするだけで終わる事になるでしょう。ゼロサムゲームでは、欲を出した人は、誰かの犠牲の上に立つしかありません。その様な社会では、最大多数の人々の幸福を実現するには、皆がソコソコの満足度で我慢するしかないのでしょう。

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