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2015年8月 1日 (土)

2770 足元の技術

東京BSで開催されている、再エネ世界展示会とPV Japan2015を見て回りました。相変わらず、再エネ展示の代表は風力、水力、地熱ですが、いずれも大企業が絡む様な大規模システムが展示の主力、バイオマス発電関連もかなり増えては来ましたが、これも数百kwレベルの中規模以上が多い様でした。PVでは、展示の中身は相変わらずPV設置用の架台メーカーの展示が主体で、何か新しいアイデアやトレンドは、展示の中には殆ど感じられなかったのでした。その中で、電力の蓄積のための蓄電池システムの展示が多くなっているのが、今年の傾向の様でした。

しかし、広く薄く賦存する再エネの根っこである太陽光は、その密度が低いのが特徴ですから、それを賢く利用するには、あくまで小規模、究極的には1戸建て住宅向け規模を、サイズの理想とすべきだと見ています。つまりはPVであれば、1戸建ての屋根やマンションのベランダに設置し易くするための工夫、そのための安価な蓄電すステム、あるいは太陽熱を直接温水として利用するための安価な仕掛けなど、風力発電もその直接利用ではなく、一度バッテリーに蓄えた上で、電力ピーク時のピークカットや非常用電源として活用するなどの方法により、商用電源をバックアップするための補助電源として位置づける事により、その効果が最大限に発揮される筈なのです。その中で、一番納得できたのは、安価な「太陽熱調理器」でした。反射器の角度は変えられるものの、単にステンレス板を組み合わせた傘を逆向きにした様なシロモノですが、放っておけばお湯が沸き、煮込み料理が完成する、優れものです。

その他再エネ展示では、スーパーソルガム(カヤの巨大化したもの?)を燃料とする、バイオマス発電プラントの展示に注目しました。以前このブログでも紹介した「カヤペレット」の拡大版です。この植物はカヤの倍くらいの高さまで成長し、面積当たりのバイオマス収穫量で言えば、多分世界最大となる様な植物です。その乾燥バイオマスからは、したがって最大の熱量が得られる事になります。河原や里山のカヤの様に野放図に蔓延るのでなく、しっかり栽培が管理できる植物であれば、耕作放棄地などでの栽培も検討しても良さそうです。いずれにしても、再エネは規模を抑えて、出来れば最小ユニットサイズを追求し、必要であればそのユニットを増やしていくアプローチが望ましいのです。

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