« 2791 偏西風の弱体化 | トップページ | 2793 マネー還元主義 »

2015年9月 2日 (水)

2792 もみ殻の活用

最近バイオマスの中でも、この地方では余り気味のもみ殻の活用について考えています。もみ殻は、少ない量であればこれまでも低温で燻して燻炭を作り、田に鋤き込んだり、そのまま家畜の敷料にしたりして利用されても来ました。しかし、近年はJAの大規模なカントリーエレベータ施設で、コメが集約的に処理される結果、一時期の大量のもみ殻が発生し、その処理に苦慮している施設も多いのです。カントリーエレベータ内のもみ殻貯蔵庫は、あまり容量がないので、しかたなく屋外に野積みされる事になります。それはやがて雨にぬれ、表面だけ腐って使いみちのない廃棄物になるのです。

一方で、最近の大口の利用先としては、、田の水を排水する目的で、田んぼの暗渠の中に敷き込んでしまう「処理」方法も広く行われる様になってきました。これは、どうやら「補助金狙い」の処理方法らしいのです。圃場を整備するという名目でしょう。暗渠の中のもみ殻は、数年経てば腐ってしまうので、それを補い続ければ継続的なもみ殻の出口が出来る訳です。しかし、もみ殻は毎年同じ時期に発生しますので、それでもかなりの量が余ってしまいます。

そこで、まさに昨日の話ですが、A大学の先生が音頭を取って、もみ殻のエネルギー利用と同時に、燃焼灰のコンクリート改良材としての活用を研究するプロジェクトがスタートしたのです。コンクリートの改良材とするに適する燃焼灰は、550℃程度の比較的低温で、長い時間かけて燃焼させるのが理想だとの研究があるので、どうやら闇雲に燃やせば良いという訳でもなさそうです。燃焼温度をコントロールできる様な、少し凝ったボイラの開発が必要となりそうです。それと根本的な問題ですが、軽く嵩張る(空気の様な)もみ殻を、カントリーエレベータから燃焼施設まで、どの様に効率的に運ぶかも問題です。エネルギー利用のために、トラックの石油燃料をムダに使う訳にもいかないからです。たぶん続きます。

|

« 2791 偏西風の弱体化 | トップページ | 2793 マネー還元主義 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2792 もみ殻の活用:

« 2791 偏西風の弱体化 | トップページ | 2793 マネー還元主義 »