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2015年9月 6日 (日)

2796 気象振動

かなり環境ブログらしいテーマです。昨夜のNスぺは、極端化する気象を取り上げていました。その原因として、背景としての温暖化傾向に加えて、各種の振れ幅と周期性を持つ、いわゆる「気象振動」をキーワードとして挙げていました。それにしても、このコンピュータ時代のモデリングとシミュレーション技術を以ってしても、気象振動だけは十分には解析、予測は出来そうもないのです。それというのも、想像するに自然は、プランクトンを含む動植物相を含め、ある程度の包容力を持っている事に、事態を複雑にする原因があると思うのです。

例えば海洋は、プランクトンの炭酸同化作用(光合成です)や物理的分圧によって炭酸ガスや酸素や窒素など多くの大気中のガスを抱える事が出来ます。同様に、十分な深さを持つ海洋は、大気や日射から受け取った熱を、表層や深海に貯め込んだり、放出したりもするのです。深海と表層の循環は「熱塩循環」と呼ばれる非常にゆっくりとした(1000年単位の)海流に支配されています。それは、多分エルニーニョ、ラニーニャの振動を、直接又は間接に支配しているものと思われます。

過度の旱魃と豪雨を支配する気象振動因子として、番組ではバッデン・ジュリアン振動(MJO)についても言及していました。こちらは、大気循環に関する振動現象ではありますが、物質としては密度の非常に小さい大気は、それより二桁以密度の大きな海洋や陸地の温度、ひいては海洋から蒸発する水蒸気の量によって、大きく影響を受ける事は明らかです。その上で、地球の自転による「コリオリの力」やそれが引き起こすジェット気流によって、上下左右に突き動かされる事になります。つまりは、大気圏では気象の玉突き運動が起こり易いのです。番組では、複数の異なった周期を持つ気象変動を起こす「振り子」が、偶然に揃った場合に激甚な気象が発言すると解説していましたが、投稿者には振り子の玉突きが、結果としてより大きな大きな振動を引き起こしているのではないかと思われるのです。もちろん、玉突きを起こす事によって、正確に刻んでいた周期が乱される事になるため、現象の解析がより困難になっているとも思われます。たぶん続きます。

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