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2015年9月18日 (金)

2806 Pros&Cons

2805の続きになります。表題は、賛成・反対やメリット・デメリットという程の意味ですが、要は物事には「少なくとも両面」あるという事なのでしょう。ここしばらくこの国は、安全保障を巡って大きく2つに割れて議論を繰り返してきました。安保法制にしても、Aベノミクスにしても、派遣労働者法の改正(改悪?)にしても、心ある人々が不安に感じているのは、それが「ココロの問題」を置き去りにしている議論だからだと投稿者はみています。賛成・反対の議論やメリット・デメリットの議論においては、例えば今度の安保法制の改定が、国の存立(安全保障)に有利に働くのか、あるいは近隣諸国の反発を食らって、逆にリスクを高めるのか、という論点に議論が集中しがちです。

しかし、ココロの問題を入れると、議論の方向はかなり違ってきます。つまり、安保法制を採択したとすれば、あるいは廃案にしたとすれば、B国、あるいは近隣諸国の政府または国民は、一体どの様に「感ずるのだろう」と想像してみるのです。防衛予算の増額に期待しているB国はがっかりするかも知れませんが、B国の国民は歓迎するかも知れません。近隣諸国は、支配地域を広げようと画策するC国はニヤリとするかも知れませんし、そうでない国は平和国家としてのこの国の姿勢に拍手を送るかも知れません。つまり、ココロの問題をコトの一つの側面と考えれば、議論の方向は大きく違ってくると思うのです。

単に賛成・反対と声高に叫ぶのではなく、それぞれの立ち位置を明確にした上で、改めてメリットとデメリットあるいはココロの問題も視野に入れて、議論を行うべきでしょう。複数の法案を束ねた上で、数の論理で押し通そうとする姿勢は、もちろん間違っていますので、何百時間議論を続けたとしても、正しい議論は出来ないし、結論も出ないでしょう。そもそも論(つまりは違憲・合憲問題)がクリアになっていませんし、国民が抱いている不安のココロにも全く答えていないからです。

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