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2016年5月 1日 (日)

2996 生業を作る2

2982の続きです。生業とは、継続的に「飯を食っていく」ための手段という事も出来るでしょう。昔であれば、それこそ日々の食料を得るためと、加えて住むための家を借り、季節ごとの服などがあればどうにか暮らしていけたでしょう。しかし、今特に都会で暮らしていくためには、現金が不可欠です。とにかく、何をするにも「お金」が必要なのです。食料は全て、スーパーやコンビニなどで買い、あるいは外食で済ますかですが、お金が無ければ何も口に入らないでしょう。住宅だって、タダで貸してくれるところなどありませんから、狭い住宅を買うか借りるかしなければなりませんし、収入に占める住宅費の割合は非常に大きくなるでしょう。衣服費は、それでも切り詰めようとすればどうにかなるのでしょうが、都会では着飾る誘惑も大きいのでしょう。

田舎では事情はかなり違います。空き家になっている家を借りようと考えれば、信じられない様な安い家賃で済むでしょう。多少のDIYの腕があれば、古い住宅だって自分で快適に改修できるででしょう。場合によっては、敷地に畑が付いていて、野菜くらいは作れるでしょうし、そうでなくとも、季節ごとに野山に分け入れば、山菜だって採れるでしょう。しかし、田舎でもどうしても現金が必要なのは、光熱費と税金でしょうか。そういえば忘れてならない教育費もありました。田舎のメリットの一つに、現金があまり要らない事がありますが、これらについては現金収入が少ない暮らし方では、重くのしかかってくるでしょう。その中で、実は光熱費の割合がかなり大きい点には注目すべきでしょう

光熱費の中には、言わゆる電力や水道や化石燃料などが含まれますが、その中でも化石燃料が圧倒的に大きいのです。北国では冬季の暖房に灯油を使うケースが殆どなのですが、夏季の給湯と併せると、平均的には30-40万円/年程度は消費している事になります。通勤や買い物に使うことが多い(複数台の)乗用車の燃料代を加えると、50万円を軽く超える金額になるのです。何のために生きるかと、基本的な問いに、光熱費を払うために働くと言う主客転倒の答えになり兼ねない状況だとも言えます。生業とは、結局は中東のお金持ちに石油代金を払うために(現金)収入を求めて働くのではなく、地域にある資源を上手く活用しながら、お金にあまり依存しない生活を支えるために働く事を指すと思うのです。

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