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2016年5月21日 (土)

3016 持続可能な開発?

サミットでも議題に取り上げられると言う「持続可能な開発」というものが果たして存在するのか考えてみます。持続可能という言葉には、恒常性という意味が含まれている筈です。つまり、変わらなければ、その状態を維持する事はどうにか可能となるでしょう。変わらないとは言いながら、人間の活動からは廃棄物が出ますので、環境の劣化は避けられないことではありますが・・・。

一方で、開発という言葉からは、拡大とか変化という意味しか出てきません。(土地の)開発とは、一義的には森を切り倒して、街に作り替える事を意味します。森をそのままに維持して、開発すると言っても、意味のない言葉になるだけです。

結局、持続と開発とは、相矛盾する言葉の対に過ぎないのです。従って、持続可能な開発などという「スローガン」は、「開発」という変化を「持続可能」というオブラートで包み込んだだけの、言葉遊びに過ぎないというしかありません。そもそも、何故これ以上「開発」しなければならないのか、納得できる説明が見当たりません。開発を続け、例えばGDPが600兆円の大台に乗ったとして、果たして私たちの幸福度が上がるとはとても信じられません。

この国を含めて先進国の人口が減り続けるのであれば、選択肢は「持続可能性を高めるための縮小均衡」、とならなければなければ、どうにも理屈が合いません。何故なら、全ての開発とは、それまであったものの破壊又は造り直しを伴うからであって、必ず環境破壊=悪化を引き起こさずには置かないからです。人間が開発した土地や製品で、環境破壊を起こさなかったケースを見つけるのが難しいのです。実例は、次項に続きます。

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