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2016年5月24日 (火)

3019 5月の真夏日?

5月に真夏日の連発の様です。しかも、北海道で南の地域を差し置いて連日国内の最高気温が記録される始末です。まだ暑さに慣れていないこともあって、子供やお年寄りの熱中症も多発している様です。この傾向には何か異常なものを感じます。天気が良ければ、日射強度はすでに真夏並みになっている季節ですので、気温が上がっても不思議はないのですが、一方で放射によって熱が宇宙に帰っていきますので、本来の5月は、精々夏日(25℃)程度に留まっていたはずなのです。

それが、北海道でもあっさり30℃を軽く超えて真夏日になるには、何か隠れた理由がある様に思うのです。投稿者が疑っているのは、温暖化効果ガス(GHG)以外の、未知の温暖化ファクターなのです。具体的には、大気中を浮遊する粒子状物質(SPM)が怪しいと考えているのです。粒子状物質は、天然由来と人工のものに大別できます。天然由来のものには、火山ガスや黄砂や海洋表面から発生するミストなどがあるでしょう。一方で、人工のSPMとしては、石油や石炭の燃焼ガスに含まれる、煤塵や硫酸ミストなど、航空機や車などの運用から発生するもの、あるいは人工と天然の中間的なものとして森林火災からの煙も無視できない存在です。

大気中の粒子状物質の濃度が上昇すると何が起こるでしょうか。いわゆるGHGは、気体分子ですから、温暖化を引き起こすいわゆる吸収スペクトラムも、狭い範囲の波長のみに限定されます。PM2.5の様な、比較的「大きな」粒子は、一方では太陽光の入射も遮るので、温暖化とは逆の働きをしますが、いわゆるPM0の様に非常に小さな粒子は、太陽光は通しながら、地表から放散される赤外線は吸収する働きが強いのです。勿論、CO2や強力なGHGであるメタンなどは、量が多いので、温暖化への寄与率は高いのですが、一方でSPMは、波長の長い電磁波(いわゆる赤外域)を吸収しやい傾向にあり、短期的な気温上昇への寄与率は大きいと見なければならないでしょう。残念ながら、現在までのところこの推定を裏付ける定量的な報告はまだ確認していませんが・・・。

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