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2016年5月26日 (木)

3021 頑張らないで努力する

企業の不祥事のニュースに接する度に思う事があります。つまりは、経営者が企業の実力を「過大評価」している結果、組織の能力以上の結果(頑張り)を求めた結果、組織が経営指標や技術データのねつ造(誤魔化し)を起こしてしまったことがその根っこにあると思えるのです。能力以上の頑張りや、ましてや上っ面を繕った誤魔化しが長続きする筈はありません。人の頑張りはせいぜい数か月、組織だって1年もすれば疲弊してくるでしょう。誤魔化しなどは、必ずや化けの皮が剥がれる瞬間が来るのは必至でしょう。組織内からの告発で剥がれるか、あるいはマスコミにすっぱ抜かれるかは別にして、いずれはバレるのです。

であるならば、組織は日頃からコツコツと努力し、実力を高めて置く必要があるでしょう。経営層は、同様に日頃から組織の実力を自分の目で確かめる努力が必要でしょう。会議に上がってくる資料には、必ずと言って良い程何らかの粉飾が施されているからです。事実、某自動車会社の燃費データに限らず、某ゴム会社での防振ゴムのデータや、某大手企業の経営指標も、長い期間に亘って粉飾されていましたが、見事に引っ剥がされてしまったではありませんか。

コツコツ地道に努力する人や企業こそ、最終的には評価され、事業の継続が保証されるのです。つまりは、頑張らないで努力する姿勢です。もちろん、努力は闇雲にすれば良いというものではありません。企業として、長期的な展望を描いた上で、その方向に向かって努力を積み重ねるのです。例えば、車メーカーであれば、世界に冠たる低燃費車を目指すのであれば、具体的な努力の方向としては、例えば徹底的な軽量化と安全性の両立や、動力系の摩擦軽減、バッテリーの軽量化、内燃機関の燃焼効率の追求、それに加えての人間工学を踏まえてのソフトウェアにより総合的な動力制御などにより、全体として「実燃費」を向上させる事などが考えられます。データの誤魔化しなど、技術屋や企業の風上などには絶対置けない、まさに悪行と言うしかないのです。技術は一日にしてならずでしょうし、企業への市場の信頼もまた然りです。

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