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2016年8月 5日 (金)

3083 O&Mの重要性

O&Mは、たぶん今後の重要なキーワードになるでしょう。これは、Operation(運用)とMaintenance(保守)の略なのですが、今はどこの企業の設備でも社会インフラでも、家庭用の機器も含めて、全くと言って良い程重視されていない様に思うのです。かなり昔に遡れば、この国にはモノや設備を大切にする文化がありました。何しろ、モノが少ない資源小国だったものですから、海外から輸入した設備などは、コピーして作った部品を交換しながら、後生大事に使い込んだのでした。

しかし、何時の頃からか、規格化された量産品の設備や、行動成長期に量産された?社会インフラ、あるいは家電に至るまで、安く大量に作ると事には熱心だったものの、保守や修理は殆ど留意されなかったのでした。理由は簡単で、壊れればリプレイス需要が生まれるので、メンテナンスの必然性は弱かったのです。従って、例えば車なども、修理を前提としては設計されなくなって、ユニット毎の交換が当たり前になってしまったのです。当然の事ながら、個々のユニットの耐久性は、ホドホドに設定され、車であれば10年も経てばスクラップにして買い換える事が暗黙の前提になってしまったのです。

しかし、上手く運用し、適正に保守を行えば、設備やインフラなどと言った「ハードウェア」は、信じられない程長く出来るのです。具体例で言えば、動態保存されている蒸気機関車などは、作られてから優に100年前後は経過している筈なのです。もちろん、動く状態で保存する努力は並大抵ではないでしょう。スペアパーツなどは存在しないでしょうから、寿命が来た備品は新たに作るしかありません。でも、機械などと言うものは、潤滑油にしっかり気を使い、ギャップなどの点検項目をしっかりチェックして調整し、必要なインターバルで分解整備を行えば、人間の寿命以上に長持ちさせる事も可能なのです。例えば、1台の車を親子三代で乗り継ぐ、と言った事も実現は可能なのです。重要なKWなので、本稿は続きます。

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