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2016年8月12日 (金)

3087 会社の機能

このブログで重視している考え方で重要な部分を占めるのは、「ものの機能」という見方です。何らかの作用を及ぼす「もの」には必ず「機能」が存在すると考えているからです。ここでは会社の言うものの機能を考えてみる事としましょう。会社には、いくつかの機能があるでしょう。例えば利益を上げると言う重要な機能が考えられるでしょう。いくら、優れた機能を有する企業であっても、適正な利益が上げられない限りその会社の存続はあり得ません。赤字が続けば、企業の再生産のための投資が出来なくなり、失活してしまうからです。

しかしながら、利益だけを優先する企業もまた、中長期で見れば、その存続は強く危ぶまれます。何故なら、企業存続の重要な源泉の一つは、顧客の信頼を得て「リピート受注」を継続させる事にあるからです。もし、企業が利益優先主義に走った場合には、間違いなく顧客の信頼を失い、徐々に、または急激に売り上げも低下してくるでしょう。それは、ステークホルダー全体を俯瞰した時に「片利」に陥っている不安定な状態に他ならないからです。理想は、もしステークホルダーが二者なら「相利=Win/Win」、三者ならその三者が相応の利益を享受する様な枠組みを必要とするからです。

結局、企業に望まれる機能としては、関係全体を俯瞰しながら、自社とステークホルダーにとってバランスの良い利益を継続的に出し続ける、努力が必要な筈なのです。とは言いながら、切羽詰まると企業は自社の生き残りばかりしか考えなくなるので、いわゆるProfitcenterd(経営優先)戦略に走る事になってしまいます。企業の「社是」として、何らかの形で「共存共栄」を掲げている企業は、一応バランスの良い経営を目標としているとは言えるでしょう。その様な、バランスの良い企業が極端に少なくなってきている現状を憂えます。

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