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2016年8月13日 (土)

3088 会社の機能2

会社組織を、ステークホルダーの利益からスタートした場合の代表例が「NPO法人」でしょうか。この国では阪神淡路大震災後に急激に拡大しましたが、この種の組織で残念なのは、スタートダッシュで活躍しても、設立コアメンバーが疲れてしまって抜けたり、初期の意気込みが萎えたりして、やがてはフェイドアウトしてしまうケースが多い事でしょう。投稿者自身もNPOの設立と運営に長く関わった事がありますが、やはりこの壁に突き当たり、別のコアメンバーに交替して貰って、再活性化が出来た例を目撃しています。

NPOの例では、機能を優先するあまり、組織自身の利益(あるいは運営メンバーの分け前)が殆ど確保できない結果、いわゆるボランティア組織に陥り、推進力が弱ってしまうのだと想像できます。3087で、会社組織が利益優先に走るのと逆で、機能だけを優先する(NPOの様な)組織もまた、長続き出来ないと言う例になるのかも知れません。人は、「意気込みだけでは生きていけない」生き物なのかも知れないとも思っています。

いずれにしても、利益を優先し、組織以外のステークホルダーを軽んじてもダメだし、逆に機能を優先するあまり、組織がボランティア活動化する場合も、やはり長続きしないと言う、ここでの結論になりました。これを回避するには、ボランティア活動の要素をもった活動で、利他の満足感に浸りつつ、一方では多額ではないにしても、贅沢をしなければ生きていくのに足りる程度の利益確保のバランスが重要な訳で、その意味では会社の経営者や儲けないNPO法人のトップは楽な商売であり、本当に利益と機能のバランスが取れている組織のトップには、真の意味での「高度の経営センス」が要求されるのかも知れません。

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