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2016年8月15日 (月)

3090 時間という尺度

終戦の日というタイミングで、歴史に想いを馳せ、時間について少し考えてみます。時間は、基本的には天体の運行、狭い意味では地球の自転、公転の時間が基準になっています。12進法を採用していた当時の先進国が、一日を24時間、1時間を60分などという、ややこしい刻み方を採用してしまったので、我々はそれに倣わざるを得ませんでした。もちろん、1365日と1/4日は、誰が数えても同じなので、それは飲み込む事にしましょう。

さて、時間の尺度が日単位であった時代はきっと平和でのんびりしていた事でしょう。今日出来なければ、1日遅れて明日に延ばすしかなかった訳です。しかし、人々が日常的に時計を目にし、その針の指す時刻を気にする様になって以降、私たちの生活は「針に追われる」生活になったのでした。朝○時に起きて、X時の電車に乗って、学校や会社に行き、12時に昼食を取り、夕方△時に帰宅する、という生活スタイルを指します。腕時計や懐中時計に「秒針」が追加されたのは一体いつ頃だったのでしょう。せわしく動く秒針は、慌ただしい現代の象徴とも言えるかも知れません。

時間は、いくらでも細かく分ける事は可能です。例えば、レーザー光の世界では、今やフェムト秒(10のマイナス15乗秒)という、単位が普通に使われる時代になりました。しかし、ここでは、例えば「短針しかない時計」を提案したいのです。せめて、1時間くらいを基本単位として暮らすライフスタイルを提案したいものです。時刻も、○時X分と表示するのではなく、○時頃、X時少し前などの表現で十分でしょう。待ち合わせでも、待たされる方はお茶でも飲みながら、あるいは文庫本を読みながら相手を待てば良いでしょうし、会社の勤務形態だって、大体の時間に出勤し、規定の勤務時間が終われば帰る、と言ったアバウトなもので良いでしょう。会議が必要なら、全員が集まる「コアタイム」に短時間で効率よく開催すれば良いだけです。時間を細かく分ければ分けるほど、私たちは自分達をせわしく暮すライフスタイルに追い込む事を認識すべきでしょう。物差しや時計は、目盛が細かい程正確であると言うものではなく、実用的な桁の目盛で十分だと思うのです。

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