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2016年8月28日 (日)

3101 環境エネルギー

環境エネルギーとは、エネルギーを必要とするすぐ周囲で調達できるエネルギーの事で、太陽光を主とした再生可能エネルギーと殆ど重なりますが、同義ではありません。例えば、電力や石油エネルギーを利用した工場の生産活動から出る「廃熱」や、他の場所よりやや高い温度が得られる「地熱」や、もしその地域から石油やメタンガスが産出するなら、それもまた環境エネルギーと言えます。実際、千葉や秋田などでは、天然ガスが湧きあがってくる地域があって、爆発事故になったり、安全のために無為に燃やされたりしている例もあるのです。

さて、そうは言っても、殆どの場所で確実に期待できるエネルギーとしては、やはり「太陽光」を柱に据えるしかなさそうです。もちろん、太陽光は夜は使えませんし、雨や曇りの日もまた頼りに出来ません。しかし、電気や熱に変換して蓄える事により、その不便をかなり解消する事は可能です。取り分け、お湯の形で熱を蓄えるのは、設備も投資額も最小限で済む筈です。つまりは、保温を施したタンクがあれば良いのです。200リットルもあれば一回分の入浴は賄えるでしょうし、その倍以上あれば、給湯や暖房の熱も賄えるでしょう。

更に言えば、もっと多くのお湯を貯めておけば、冷房にも使える可能性が出てきます。それはデシカント冷房の熱源とする方法です。デシカント冷房とは、デシカントを使った除湿機と同じ原理で、珪藻土やゼオライトの様なデシカントに室内の湿気を吸収させ、蓄えたお湯の熱で、その湿気を室外に吐き出させる仕組みを指します。もちろん、室内の温度を上げない様に、顕熱交換器は必要ですが、それにしても必要な電気エネルギーとしては、小さなファンを動かすだけなので、小さな太陽光発電を併用すれば問題ありません。主たる環境エネルギー源としての太陽光を使えば、少なくとも住宅の冷暖房と給湯エネルギーが賄えるとすれば、この国の石油や電力エネルギーのデマンドは、多分1-2割は削減可能だと思うのです。それを実現しないで今後も石油や原発に頼り続けるのは、ただただ勿体なく、大きなため息しか出ません。

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