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2016年9月 1日 (木)

3105 もみ殻カスケード

3102の続きの様なものです。誘われるままに「もみ殻研究会」なるものに顔を出しています。もみ殻を燃やして先ずは、熱を利用し、残った灰をコンクリートの混和剤として、有効利用しようと言う目論見の研究会です。従って、もみ殻が余ってしまうJAさん、もみ殻を安価な燃料として見ている事業者、コンクリート製品を作っている事業者、加えて行政も名前を連ねている、ユニークな研究会となっています。もちろん課題も多く、季節的に供給量に山谷が出来る原料のもみ殻、嵩比重の小さなもみ殻を低コストで運ぶ方法、性状が好ましいもみ殻灰を作るための燃焼条件の確立、その灰を実際のコンクリートに混ぜた場合の品質確保、などなどが上がっています。

しかしながら、3102に書いた「熱のカスケード利用」に対して、この枠組みは「熱→マテリアルカスケード」であり、考え方としてはより理想的で、しかもチャレンジングだとも言えるでしょう。何しろ、この枠組みでは廃棄物=埋め立てゴミが出ない訳ですから。もちろん、田んぼから出るもみ殻を継続的に消費する訳で、結果として田んぼには抜けたシリカ分を補ってやる必要はありますが・・・。そうではあっても、これまで暗渠排水路の中に埋め込むか、燻炭として田んぼに鋤き込むか、あるいは粉砕して家畜の敷料とする程度しか用途が無く、暗渠への補助金が打ち切られて、ますます余ってくると見込まれるもみ殻の用途開発は、もみを引き受け、継続的にもみ摺りを行うJAにとっては喫緊の課題なのです。もみが吐けないと、カントリーエレベータが動かせないからです。

ここには、農業とボイラ技術のある産業やコンクリート産業など、産業横断の協力関係が必須なのですが、実のところこの様な学際というか産業際としての枠組みは実績も少なく、手探り状態であるのは間違いありません。この様な枠組みにこそ、地方創生の助成金を注ぎ込んで貰いたいのですが、実績が無いところには助成金は降りてこない、という「法則」があり、進捗が遅いのが歯がゆいところです。

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