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2016年9月13日 (火)

3117 MA&Mその3

保守作業で最も重要なものは、実は清掃なのです。取り分け、熱交換を伴う設備・機器においては、熱交換面の清掃こそが、初期の効率を維持するためには、最重要作業だと言えます。しかしながら、熱交換を良くするために熱交換面は凸凹になっていたり、更にはフィンが植えてあったりする訳です。という事は、平滑な面の清掃に比べて、伝熱面の清掃はかなり困難であると言えそうです。加えて、コストの制約から、多くの機器においては、汚れが蓄積しても、それを効率的に清掃するための設計が欠如しているものさえ散見されるのです。

伝熱面を清掃するためには、スケーラやワイヤブラシと言った機械的な方法の他、石油系の溶剤や界面活性剤を加えた水(温水)あるいは、酸やアルカリに傾けた水(温水)で洗う必要があります。伝熱面の内部や外部を流れる流体(ガス)の種類によって汚れの種類も程度も千差万別です。加えて、完全な洗浄のためには、その設備やプラントを完全にシャットダウンする必要もあり、それは経営者にとっては余分なコストだと感じてしまうでしょう。プラントをシャットダウンした上に、清掃のためのコストの負担は、多くの経営者に忌避される作業なのです。従って、設備は、たとえ効率の低下が生じたとしても、出来れば壊れるまでは使い続けたいと言う誘惑からは逃れられないのです。

そうではなくて、全ての設備や装置には、年間に取得価格の数%(1-3%)は保守費用として予算を組む必要があるのです。もし、ある設備をシャットダウン出来ないならば、一見無駄にも見えますが、予備として同じものをもう1台準備する必要があるのでしょう。しかし、これは大きな無駄にはつながりません。これによって、設備を常に新品同様の高い効率で動かす事が出来ますし、それぞれの設備は手入れが行き届く結果、設計寿命以上の長きに亘って使い続ける事も可能になるのです。この項終わります。

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