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2016年9月14日 (水)

3118 CE(循環経済)

アルファベットの略語が続きます。CEとはサーキュラーエコノミー(循環経済)の略です。この国でも、リサイクルの美名のもと、金属やPETや紙などが、マテリアルリサイクルのルートに乗せられて、循環しています。循環というのは少し言い過ぎで、PET以外の殆どのプラスチックは、異なった種類の材料が混入するため、完全な原料に戻す事は出来ず、プラスチック混合物として、例えばプラスチックパレットやプラチックコンテナなどとして、一方通行のリサイクルルートに流れているのが現状なのです。

プラチック製品や容器には、確かにPEPPPSなどとプラスチックの種類は明記されてはいますが、PET以外のプラスチックには着色のための顔料や、成型を容易にするための可塑剤などが、特に決められたルールもなく混入されています。これが、容器やプラスチック製品を純粋な原料に戻す事を阻害している訳です。

さて、CEを推進しているのは、やはり環境先進地のEUです。EUCEで重視しているのは、「耐久性」、「修理可能性」、「リサイクル可能性」ですが、その前提として、環境配慮設計(エコデザイン=ErP)があるのは言うまでもありません。ErPについては稿を改めます。加えて、リサイクル率を高めるため製品を構成する部品個々に、材料の表示を義務付けているのです。その上で、リサイクルに関して、初等教育の段階で子供達にリサイクルの必要性と、具体的方法を教え込んでいるのです。

結局、CEを実現するために、上流の原材料メーカーから、製品メーカー、流通、消費者に至るまで、循環型社会の糸をピンと張る必要があるという事でしょう。単に、循環型社会の実現とか、3Rの推進とか、掛け声だけの計画は終わりにしなければならないのです。必要な行動は、綿密な制度設計と、それを守らせるためのアメ(インセンティブ)と少しのムチ(ペナルティ)、何より幼児期からの環境教育でしょう。ErPについては続きます。

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