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2016年9月18日 (日)

3122 VPP

VPPとは、Virtual Power Plant(仮想発電所)の略ですが、つまりは蓄電池などで深夜電力を蓄えておき、日中のピーク電力時にそれを放出して、発電所の発電能力を抑制しようというもので、ピーク電力が小さくなる分発電所投資が抑えられるので、原発の縮小政策にとっても追い風となる良い方向だと言えるでしょう。とは言いながら、それを大規模なものとして、例えば発電所に併設するか、あるいは中規模のものを変電所レベルにおくか、あるいは完全に分散化して各事業所や各住宅に設置するのかは、重要な問題だと思うのです。

先ず課題をどうとらえるかですが、それが真夏の日中に立つ冷房負荷を中心とした数時間のピークに対処するものであれば、例えば車のバッテリーに毛の生えた様な小型の蓄電システムで十分でしょうから、投資は最小限で済むでしょう。各戸にバッテリーとインバータがセットになったものを配置すれば良いので、比較的簡単にピークカットが出来そうです。しかし、更に踏み込んで、昼と夜の負荷を均して平準化を図ろうと目論む場合には、バッテリー容量は、電気自動車に近いものとする必要があるので、投資額は一桁大きくなりそうです。

もちろん、そんな面倒な事をしないで、もっと規模の大きな蓄電システムを電力会社の投資によって建設すれば良い、と考える人も居るでしょう。いずれにしても、投資を負担するのは消費者自身であることには変わりないので、自分で投資するか、あるいは電力料金としてそのコストを「分割して」負担するかの問題となるでしょう。とは言いながら、小規模分散システムの方が、実際に消費家が電力会社から買う電力量を減らせる訳で、いわば根本的な手段に近いとも言える訳です。もちろん、これに小規模な分散型太陽光発電を組み合わせるのがベストである事は言うまでもありません。続きます。

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