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2016年9月19日 (月)

3123 VPP2

続きです。VPPがエネルギー問題のベストソリューションという訳ではありません。それどころか、これは単なるピークカット手段の一つに過ぎないと考えるしかありません。というのも、VPPの前提が、「エネルギー問題=電力供給問題」になっているからです。ボルタやエジソンや、日本の電力網を築いた先人は確かに偉大ではありますが、一方では私たちは知らず知らずの間に「電気中毒」という病に冒され続けてきたと思うからです。電気中毒とは、全ての機器を電力エネルギーを動かし、熱を作り、IoTで通信を行わせ、自動で快適な暮らしが最上だと思い込む病を指します。別名「便利中毒」とも呼べる病でもあります。私たちは、ついに自動運転の車まで実用化しようとしているではありませんか。

自動運転の電車ならまだ理解できます。実際、この国で殆どの電車はATCでコントロールされており、運転士のミスを自動でカバーしてくれる様になっています。もちろん、カーブでの過大な速度まで完全に補正してくれるまでにはまだ時間は掛かりますが、少なくとも衝突や追突の心配はないでしょう。しかし、車は違います。1台の車が、どの様な角度でハンドルを切るか、あるいは道路の状況に応じて、その様な速度で走るかは、実は無限大の選択肢がある筈です。それを、どの様なカメラで、あるいはセンサーで検知、その情報をどの様に処理して、車の運転をコントロールするかを、ただ1台のコンピュータに任せるのは余りにも「危険な賭け」というしかありません。電気自動車の動力は電力です。ガソリン車のメリットは、と言えば、それは運転者が意識を失ってアクセルから足を離したら、車は自動減速を始めると言う点でしょうか。しかし、自動運転の電気自動車のコンピュータが暴走した場合にはその限りではないでしょう。

私たちの正しい選択肢は、多分エネルギーの多様化だと思うのです。エアコンをガンガン使って、その結果ピークが立ってしまった電力の供給を心配するのではなく、例えば「デシカント(除湿)冷房」や太陽熱なども利用して、電力を可能な限り使わないアプローチを探すべきなのです。投稿者は、今自分の家を使って、その実験を行うべく準備中です。その結果については、このブログでも折に触れて紹介していく事といたします。

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