« 3123 VPP2 | トップページ | 3125 絶対的湿度 »

2016年9月20日 (火)

3124 汚いエネルギー

これは、言わずもがなですが、原子力エネルギーの別の呼び方です。元々、開発の動機が不純でもあります。原子炉は、当初半年間も浮上しないで動き回れる原子力潜水艦の動力源として開発されたのでした。一方で、陸上の発電所、いわゆる原発は、使用済み燃料棒から、プルトニウムという原爆の材料を取り出す事も主要な目的として数多く建設されたのでした。その結果、何が起こったかと言えば、全部で7000発とも8000発とも言われる、大気圏や地下での原爆実験だったのです。1960年代、地球上の放射能レベルは、歴史上最大値を記録したのでした。

さて、原発です。核分裂の結果、原子炉から放出される、種々の危険な「核種」を遮蔽するために、ジルコニウム合金のシース(鞘)、その周りの水、更に厚さ100㎜前後の鉄製の圧力容器、これらは更に厚さ数メートルにも及ぶコンクリート製の格納容器に納められているのです。これだけ、厳重に遮蔽されているのは、核分裂が如何に汚い反応であるかの証左と言えるでしょう。だからこそ、原発の所在する自治体では、いざという事態を想定して「避難シナリオ」を準備し、訓練を重ねる必要も出てくる訳です。原発の本家本元のB国でさえ、十分安全な避難シナリオが立てれないと言う理由で一部の原発が廃炉に追い込まれていると言うのに、はるかに狭い国土に50基前後の原発がひしめきあっていて、しかも地震大国であるこの国では、相次いでの原発再稼働が予定されているのです。

最早何をかいわんやです。私たちは、一日も早く原発を放棄して、廃炉作業を加速すべきなのです。原発を放棄すれば、それを補うための再生可能エネルギー産業が必要となり、新たな需要や産業=雇用が拡大する筈なのです。誰が一体、頭の固い原発主義者の頭に冷水を浴びせるか、あるいは鉄槌を下してくれるのでしょうか。福一の過酷事故だけでは学習が足りなかったとでも言うのでしょうか。景気刺激より先ずは、安寧な暮らしを優先すべきである事を何故言い続けないのでしょうか。3.11から5年半過ぎました。この国の人々は、75日も過ぎれば怒りを忘れ、750日?(数年)も過ぎれば、辛さも痛みも完全に忘れてしまう性向がありそうです。残念ですが・・・。

|

« 3123 VPP2 | トップページ | 3125 絶対的湿度 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/185422/64229322

この記事へのトラックバック一覧です: 3124 汚いエネルギー:

« 3123 VPP2 | トップページ | 3125 絶対的湿度 »