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2016年9月23日 (金)

3127 PBL

PBLとは、Project Based Learning、つまりは学生が実際のプロジェクトの課題を解決しながら学びを進める事をさす言葉です。それで何が良いかですが、何より「問題解決能力」が磨かれる事が挙げられます。全ての学問は、何らかの問題を解決するために存在する、と言ったらやや言い過ぎにはなるでしょうが、自然科学にせよ、哲学などの人文科学にせよ、あるいは環境学にせよ、やはり何らかの課題を抱えて進んできたと思うのです。それが、純粋に自然の謎であっても、人間社会の問題であっても、あるいは人間のココロや体の問題であっても、それらを解決するためにこそ学問が編まれてきた筈なのです。

学問のための学問、ましてや大学入試のためや、企業が人材を選別するために、ヒトをランク付けすることが目的の学問であってはならないでしょう。であるならば、PBLが教育現場でもっと重視されるべきだと思うのです。PBLで問題解決能力を向上させた上で社会に送り出された学生は、いわゆる「即戦力」そのものでしょう。何しろ、行政にせよ、企業にせよ、引き続き学問を究めるにせよ、問題は山積しているからです。山積どころか、問題は日々積み重なって、ますます巨大な山塊になりつつあると言えるかも知れません。

さて、学生にどんな課題を解決して貰いましょうか。もちろん、より大きな社会問題にガップリ取り組んで欲しいのですが、学生だからと言って、それが出来ない訳ではありません。大きな問題でも、問題を小分けに切り分けるか、あるいは大きな問題でも「部分的解決」を狙えば良いのです。例えば、少子高齢化問題と漠然と考えないで、大学周辺の限られた地域を一つのサンプルとして取り上げれば良いでしょう。また、エネルギー問題などと大上段に振りかぶらないで、例えば大学や家庭の「熱需要」に切り分け、電力を熱や冷熱として使っている割合を調べて、それを再生可能エネルギーで代替する、と言った課題に取り組めば、社会全体の敷衍できる可能性があるでしょう。具体的な課題とその取組み方については、稿を改めて取り上げることとします。

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