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2016年10月13日 (木)

3135 大規模停電

大規模インフラは、大規模なトラブルを招きます。電力網は、大規模インフラの代表と言っても良いでしょう。何しろ、日本をたった10個のブロックに分けたインフラである上、電力の融通ブリッジも二種類の周波数の混在によって、決して十分とは言えない状態では、ピーク電力時や発電所・変電所の事故による送電停止時には、今回の様な大規模停電の覚悟しなければならない状況ではあります。

確かに、電力自由化によって、小・中規模の発電事業者も増えては来ましたが、如何せんその電力を送るのは、大手電力会社の送電線網しかないのです。かつて、(戦前話ですが)日本の発電事業者は地方ごとに細かく分かれていたのです。それは、大規模な発電所や送電線網が無かった時代には致し方ない事だったでしょう。多くはローカルな水力発電所が、その能力の範囲内の事業者や家庭に送電するのが精一杯だったからです。もちろん、小規模システムでは大規模な停電などは起きませんが、その代わり小規模な停電の頻度は高かったでしょう。とは言いながら、停電による影響は精々工場の動力源であるモーターが停止し、家庭では電灯が消える程度に留まっていた筈です。

しかし、この時代、停電は生命にも関わる重大事故につながり兼ねないのも事実です。例えば、鉄道などの交通インフラ、通信インフラ、エレベータやエスカレータ、その他安全システムの多くは「電力」に支えられているからです。電力自由化の時代であるからこそ、私たちは電力の安定供給に更に注力するか、あるいは需要家側で蓄電システムによるバックアップなどの自衛策が必要となるでしょう。長期的視点に立てば、私たちは「脱電力」に向けての社会システムも模索して行かなければならないのも間違いありません。

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