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2016年10月14日 (金)

3136 電気自動車社会?

ドイツでは2030年以降、内燃機関を積んだ車を作らせない法案が可決された様です。流石に環境先進国と言いたいところですが、かといってエンジン付きの車を作らせない事で、温暖化問題や環境問題の全てが解決する訳ではない事は自明です。クリーンと言われる電力を作るにも間接的には温暖化ガスは出るでしょうし、事故を起こせば危険な物質や液体がまき散らされるバッテリーを積んだ乗り物が街にあふれる訳ですし、その他にもモーターの製造に欠かせない希土類の争奪合戦など、資源問題が過激化する可能性も高いのです。電気(自動車)社会は、むしろエネルギー問題を覆い隠して、人々に問題を見せない様にする社会であるとも言えるのです。

確かに内燃機関は、燃料を「燃やす」ので、空気中の酸素を消費し、その結果としての排気ガスを出しますので、時々何らかの理由で、排気ガスが車内に入り込んで起る不幸な一酸化炭素中毒事故でも分かる様に、ヒトにとって、環境にとって害にはなるでしょう。その代り、その害を目や五感に訴えかける形で提起もしているのです。大気汚染、酸性雨、悪臭、呼吸器の病気、植物の被害などなど、内燃機関の害は目に見えるし感ずる事も可能なのです。しかしながら、遠くの発電所が発生するより大規模な害は、人々の目には触れない形で、しかし確実に拡大するのです。

人々が便利中毒から抜け出す事は、実は非常に難しい事である事は、歴史が証明しているところでもあります。公害問題が発生しても、かなり深刻な事態にならない限り、つまりは直接の被害者を生まない限り、人々は便利な化学物質を作り、化石燃料を燃やし続ける便利生活を止める事が出来ません。それが、更に便利な電気社会になっても事情はあまり変わらないでしょう。投稿者は、このブログでも縷々考え続けて居ますが、まだ明確な答えは出ていません。取り敢えずは率先垂範で、自宅にバイオマス+太陽熱のハイブリッド暖房・給湯システムを付けて、データを取ってみようと思っています。またゆくゆくは、小規模な太陽光発電+蓄電池も加えて、セミオフグリッドも実現するつもりです。

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