« 3137 同根 | トップページ | 3139 住の重要性 »

2016年10月18日 (火)

3138 街路樹の伐採

老木となった街路樹の伐採が、果たして是か非かという議論が巻き起こっている様です。元々街路樹は、直線的で殺風景な舗装道路沿いに、夏には日陰も作る見た目に涼しげな照葉樹を植えて、景観を良くしようと植えられたものです。しかしながら、根の周りをコンクリートで固められた樹木は、根張りも浅く、結構な太さに成長してからも強風で倒れる事も多いのです。もちろん、古い時代に植えられて、しっかり管理されていた街路樹は、ちゃんと根を張って、立派な大木に成長している例もあるのでしょう。道路の拡幅や、改良のためにその様な立派な木を伐り倒して良いのかどうかは議論の分かれるところではあるのでしょうが、一方では樹木の「寿命」を考えて、着実に更新していく、という考え方も重要な視点だと思うのです。

つまりは、短期的な都合主義による単なる整理・伐採ではなく、樹木の代替わりを計画的に行っていく、という考え方です。これは山の人工林でも同じ事が言え、更新もせず、下草刈りや枝払いなどの管理が行われてこなかった森林は、もはやCO2の吸収能力を失い、ただ山を緑色に見せているだけのカバーに過ぎない存在に陥るのです。その様な人工林は、台風が豪雨を伴って襲来した際には、バタバタと倒れ、流木となって下流の里を襲うのです。

話を都市の街路樹に戻すと、大木だけの並木も確かに美しいのですが、大木と若木が交互に並び、更新・管理が計画的にかつ適切に行われている並木もまた美しいと思うのです。一気に全部を伐採し、全部を若木に植え替えるのでなく、老木も残しながら時間を掛けて更新していく選択肢は見つからないものか、と樹木には殆ど知識の無い投稿者は考え込んでしまいました。

|

« 3137 同根 | トップページ | 3139 住の重要性 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/185422/64364980

この記事へのトラックバック一覧です: 3138 街路樹の伐採:

« 3137 同根 | トップページ | 3139 住の重要性 »