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2016年10月20日 (木)

3140 住の重要性2

住まいの機能で最も大切なのは、やはり気象変化から住人を守る事でしょう。雨風から守る事は当然ですが、暑さ寒さあるいは湿度の影響からも守ってくれる機能が必要です。断熱性能や気密性能がその指標ですが、実は単に室内空気の温度管理だけでは不十分で、壁や窓や天井や床が、ほぼ同じ表面温度で、体を包み込む様に一様な「輻射温度」を実現することが最も重要な機能だと言えるのです。何故か、それは人間の皮膚にある暑さ(寒さ)センサーは、室内の構造体の表面温度の平均を輻射温度として認識するからです。

例えば、壁や天井が十分に暖かく保たれていたとしても、窓の保温性が貧弱で、かつ床下も寒風が吹き抜ける構造となっている場合、その家(部屋)に居る住人は、肌寒く感ずる筈なのです。窓、壁、天井や床が、ほぼ同じ輻射温度で統一されている場合には、例えば室内温度が15-17℃しかなくても、寒さは感じなくて済むでしょう。もちろん、その温度が10℃やそれ以下になると流石に寒さを感じますが、室内履きを使い、厚着をすれば、外が氷点下になる真冬を除けば、暖房もそれほど必要が無いと言えるのです。つまり、大切なのは「寒くない家」の構造であり、それは同時に「暑くない家」でもある訳です。

その意味で、日本の家屋で圧倒的に軽んじられているのは、窓と床下の保温だと言えそうです。単板のガラスの保温性は、非常に低く、冬の朝にびっしりと露を結んでいる様な窓は、全く話にならないレベルです。二重窓かあるいは、理想的にはアルゴンガスを封入したペアガラスが理想でしょう。加えて、基礎全体を保温材で覆って、床下を暖かく(夏は涼しく)保つ事により、冷暖房負荷は大きく引き下げられるのです。投稿者が終の棲家として構えた家は、その性能を狙ったつもりです。さて、その目論みの結果は?この冬を過ごしてみての感想は、追って報告する事に致しましょう。

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