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2016年10月21日 (金)

3141 自動運転車?

自動車メーカーはもちろん、大手のソフトウェア企業に至るまで、2020年頃までに実用的な「自動運転車」を市場に出そうと熾烈な競争を繰り広げている様です。しかし、便利に、安全になると手放しでは喜べない話の様な気がします。というのも、投稿者としては全ての便利な自動化は、人間の能力を奪い「無力化」するのでは無いかと危惧しているからです。車を目的地に向けて運転するには、現在では頭の中にルートの地図を描き、ギヤやアクセルやハンドルやブレーキを操作して、車と自分を移動させる必要があります。この時、脳ミソを駆使し、腕や足の筋肉を微妙に動かしながら、対向車や歩行者にも注意を払いながら、しかも到着時間やさらには燃費なども気にしながら、パトカーや白バイにつかまらない程度のスピードで運転する訳です。

もしこれを、全部自動化したとすれば、ドライバー(もはや運転者ではないのですが)は、座席で腕組みをしてボンヤリと周りの景色を見るか、あるいはそれにも飽きて居眠りをするしかないでしょう。何という退屈な「ドライブ」でしょう。タクシーに乗客として乗っているのであれば、運賃を気にするとか、あるいは運転手を世間話をするとか、まだする事もありそうですが、ただ座席でする事もなく車に連れて行かれるドライブなど御免こうむりたい、と投稿者は思うのです。

もちろん、自動運転を可能にする技術自体にも心配の種は多いでしょう。機械やコンピュータは必ず故障するからです。部品の信頼性が十分に高くなったとしても、故障率をゼロにする事は出来ないでしょう。出荷時には完璧でも、経年変化や間違った使用法によりまでは防げないものです。それを回避するために、回路やコンピュータを二重に備えても、故障率は低くなるのでしょうが、やはりゼロにする事は出来ません。結局、どこまで行ってもドライバーや対向車や歩行者に犠牲を出さないためには、完全な自動運転車を実現することは出来ないのです。もし、自動運転システムの故障を、乗っているドライバーがバックアップするにしても、常時ハンドルを握って、前方や周囲に注意を払っていない限り、とっさの危険を回避する事は不可能である事は明らかです。ここまで書くと、一体何のための自動運転車かという大きな疑問が払拭できなくなります。結局、メーカー側の「先ずITIoTや自動化技術ありき」で突っ走っている風潮であるとしか思えなくなるのです。

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