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2016年10月27日 (木)

3146 似非環境経営3

先にも書いた様に、省エネだけに気を使っていれば、環境経営が成り立つ訳ではありません。廃棄物も圧縮しなければ、ゴミ処分場がひっ迫しますし、水資源も限られていますし、グリーン購入や、生物多様性、更には事業に使われる化学物質も無害なものに切り替えていく必要もあるでしょう。そこで、是非作成して貰いたいのは、事業に関わるモノ、エネルギー、製品、廃棄物の出入りを示すフロー図です。事業所を□で示し、そこに事業のために仕入れるモノ、エネルギーを「入り」の→で示し、そこから出ていく製品やサービスを「出」の→で示すのです。更に、事業の結果事業所から排出される、モノの廃棄物(ゴミの事です)と目には見えないゴミ(CO2)をやはり「出」の→で示します。CO2は目には見えませんが、事業所のボイラや営業車や運搬車から直接出るものもあるでしょうし、購入電力では、電力会社の煙突から排出されるものもあるのです。

また、これも目には見えませんが、部品の洗浄に使われる有機溶剤は、蒸発のために目減りしますが、その中には強い温暖化効果を示すものや、あるいはオゾン層を強力に破壊する成分が含まれるものもあるのです。これらを、例えば温水洗浄に切り替えるなどの方法で事業の中から追い出す必要もあるでしょう。

グリーン購入について言えば、今日多くのモノで環境負荷、あるいは「カーボンフットプリント」と呼ばれるデータが手に入りますので、同じ文具(例えば紙)であってもより負荷の小さな銘柄を選べばよいのです。その際、その分野のトップランナーのデータを参照すれば、グリーン度の判定役立つでしょう。

生物多様性について言えば、アプローチは比較的簡単です。多様性は、環境のグラデーションから生れるからです。工場、あるいは事務所と道路との間に緑地を設け、それも芝生だけで覆うのではなく、種々の樹木や灌木や花や苔や雑草を多様に配置するのです。そこには、鳥や小動物や昆虫などが多様に入り込む筈なのです。これは、現在の都市郊外で見られる、耕作地と放置された山林という構図ではなく、その間に適当に人間の手が入った「里山」が生物の多様性を育むのと全く同様の現象なのです。

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