« 3151 減容(ゴミの見える化) | トップページ | 3153 周回遅れ »

2016年11月 3日 (木)

3152 見える化

何にせよ見える化は大切です。3151では、廃棄物の見える化に言及しましたが、その他にも衆目から隠されている事の何と多い事でしょう。環境分野でも、エネルギーの見える化をはじめ、有害物の見える化、放射線の見える化、土壌汚染の見える化、食品添加物の見える化、温暖化への負荷の見える化、騒音の見える化、振動レベルの見える化などなど、枚挙に暇がありません。

振り返って社会活動を眺めてみても、多くは意識的に隠ぺいされていることの多い事に愕然とします。政治の世界における法案決定のプロセス、閣議決定前の根回しのプロセス、行政の予算決定のプロセス、入札・発注金額が予算の98-99%で決まるプロセス、年金資金運用のプロセス、コメや野菜や農産物の値段決定のプロセス、各種助成金の金額決定のプロセス、各種公共団体への補助金の使いみちの中身、その団体への天下りのプロセス、企業の経営状態やコンプライアンス内容、更にはリコールにつながる自社に不利な品質情報などなど、これも枚挙に暇がないどころか、社会システムが複雑になればなるほど、見える化は遠のく筈なのです。というより、なまじっか知恵のある人たちは、出来る限り見える化しない様に謀略の限りを尽くすのでしょう。システムを、外部からは容易に見えない様に複雑にする、あるいは、責任が一人に及ばない様に、絶妙な決裁(決済)システムを作る、更には国会の答弁の様に「~という訳ではないが、場合によっては~」などという回りくどい表現で、結論をボヤかすなどのテクニックを弄する訳です。

もちろん、全てを見える化するのは、精神衛生上は良くない事かも知れません。総ガラス張りの檻の中で暮らしている動物園の動物たちの様に、落ち着かない状態である事は間違いありません。普通の精神状態の人間は、多分耐えられないとは想像します。しかし、こと公金や税金を使う活動である限りにおいては、必要な時あるいは必要とする人が居る限り、随時の見える化には対応せざるを得ないでしょう。

|

« 3151 減容(ゴミの見える化) | トップページ | 3153 周回遅れ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/185422/64437749

この記事へのトラックバック一覧です: 3152 見える化:

« 3151 減容(ゴミの見える化) | トップページ | 3153 周回遅れ »