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2016年11月 6日 (日)

3154 周回遅れ2

ピッチを上げて、欧州の環境先進国に追いつくためには何が必要となるのでしょうか。先ずは、何は無くとも原発を今すぐ諦めて、再生可能エネルギーへ完全に舵を切るしかないでしょう。再生可能エネルギーには、太陽光(熱)、風力、バイオマス、小水力、バイオ燃料などがありますが、それぞれの地域によって、資源量にはバラつきがありますが、太陽光(熱)は偏在が少ないエネルギー源でもあるので、先ずはこれをベースに据えるべきでしょう。オール電化のベースとして、3kw程度の太陽光発電を屋根に載せるのが流行ですが、太陽熱はそのままで給湯熱源として有効に活用すべきでしょう。

理想的には、太陽光発電パネルを、水で冷やして発電効率を上げる一方で、冷却水(低温のお湯ですが)を給湯熱源として利用する、ハイブリッド(熱電併給)が理想と言えるでしょう。北国では、冬季の陽光が期待できない一方、バイオマス(木材や稲わらやもみ殻など)は豊富で、日本海沿岸では風力発電も、投資が回収できるレベルで有効です。山際では、小水力発電も有望でしょう。少し歴史を遡れば、電力会社の統合前には、国内各地でローカルな水力発電会社が林立していた筈なのです。

この国の得意技は、機器の多分小型化と多機能化に発揮されてきた様に思います。家電や車その他の設備機器を眺めてみても、それは事実でしょう。ならば、再生可能エネルギー分野に置いても、ハイブリッドとりわけ「熱電併給」分野では、この得意技を生かしていけば、周回遅れを取り戻す事も可能だと思うのです。バイオマスの燃焼熱やバイオガスで発電を行った上で、廃熱を給湯に利用できる様な、小型の(家庭用サイズの)システムが作れれば、逆に世界をリードできるかも知れません。またあるいは、太陽熱を利用した冷房システム、具体的には「デシカント冷房」ですが、が開発できれば、陽光に恵まれているが蒸し暑い、東南アジアやアフリカ諸国のQOL向上にも貢献できるでしょう。

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